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after Let Me 5 side 2 ページ44

今日は久しぶりに
ミツとミツのマネージャーとAの4人で
大将のお店でご飯。

ミツとミツマネは一緒で
俺は別の仕事をしてて小林ちゃんに送ってもらって
Aは仕事終わりに着替えてから集合。



「そのままでもいいのにー」

ミツだって仕事帰りのA見てるんだから。

「いいのっ、着替えるっ」

Aはとにかく言うから。



え?充君が居るから?

って思っちゃう。



「こんばんはー」

お店に入ると

「「「いらっしゃいませー」」」

カウンターには大将と祐介君と充君。



絶対に普通にしてようと思うのに
つい充君を見ちゃった。

目が合ったから誤魔化すように

「こんばんは」

挨拶すると

「こんばんは」

普通に返してくれる。



そりゃそうか。

俺が彼氏なんて知らないもんね。



「一番乗りだよっ、個室どーぞ」

「はぁーい」



大将に言われて個室に行く。
座ってスマホを見てると入口が開く。

入ってきたのはA。



やっぱり仕事着じゃなくてラフなシャツにスキニーで目が合うと

「お疲れ様っ」

声を掛けたら

「ニカこそお疲れ様」

Aの『ニカ』の破壊力はヤバい。
何度でもドキッとする。



「今朝早かったもんね、大丈夫?眠くない?」

「んー、ちょっと眠い」

「だよね。今日片付け私やるよー」

「ん、助かる」



話してるとトントン、とノックされる。



あ、ミツかな、と思ったら「失礼します」って入ってきたのは充君。

「Aちゃんこれ」

って封筒を渡す。



「おうちの候補のオススメ。まとめといた」

「え、ありがと」

「見たいとこあったら言って。見に行こ」

「…うん」



Aの返事に少し間が空いたのは多分俺が居るから。
まだ気にしてくれてる。

多分充君もあれ?と思ったんだろう。
それが俺も居るからと思ったからなのか

「ごめんなさい、お邪魔しました」

俺の方を見て挨拶してくるから

「いえいえー」

出来るだけ普通に挨拶して。



パタン、と襖が閉まって充君の足音が遠ざかってから

「すごいたくさんある」

Aが取り出す封筒の中からたくさんの紙が出てきた。
逆に見るの大変そう。



「いいのある?」

「……うーん」



パラパラめくる紙のサイズやロゴが色々違うから
多分何軒も回ってるんだろう。



「……無理。見きれない。わかんない」

「あはは!諦め早っ」

「だってー……」



途方に暮れるAを見て少しホッとしたのは内緒。


でもここまで集めるとか
すごくない?充君。

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yuzu_(プロフ) - 分かりました!楽しみにしてます! (2021年12月11日 13時) (レス) id: b026b7a2ff (このIDを非表示/違反報告)
shizu(プロフ) - yuzu_さん» ごめんなさい、仕事がバタバタしてるのもありますが他のも更新してて…💦もう少々お待ちください<(_ _)> (2021年12月11日 8時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
yuzu_(プロフ) - もう更新してませんか…? (2021年12月11日 0時) (レス) @page12 id: b026b7a2ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:shizu | 作成日時:2021年10月24日 16時

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