SPARK 16 side 2 ページ40
風邪引いてたんだし。
うつると良くないから
Aちゃんちに行くのは一週間以上開けないと。
連絡すると会いたくなるし
最後に会った時があんな感じだったから
ちゃんと会って話したいなって思ってた。
けど。
「…忙し過ぎない？」
打ち合わせの資料と向き合いながら呟く。
「ニカがやるって言うからこうなってるんだけど」
千賀がつっこむ。
「……だよねー」
そう。
いまライブの構成の打ち合わせをしてて
ようやくかたまりつつあるけど
もう少し練りたいって思ってて。
前はAちゃんちに行って切り替えていい案出てたのに
最近切り替えスイッチが入らないから
全然いい案が出ない。
あれからAちゃんからは連絡が来ない。
そりゃそーだ。
最後に会った時調子悪そうで心配してたのに
あんな言い方されたら俺だって連絡しないよ。
でもどう謝ったらいいか分からなくて
なんとなくAちゃんちに行けない。
どーにも煮詰まったから
「よし！千賀、ご飯食べに行こっ」
「へ？」
「気分転換！主に和食の美味しいとこ！」
千賀と大将のお店に行く事にした。
お店に入ると大将がすぐに俺に気づく。
「おー！いつもの個室空いてるよー」
「ありがとうございます！」
個室を千賀に案内してから俺はトイレに行くと
女将さんがたまたま目の前に居て。
「あら！久しぶりっ」
「はい！少しだけご無沙汰してました！」
「クリスマスの電話以来ね」
今年に入ってAちゃんと1度来た時は女将さんが居なくて
女将さんと会ったり話するのはチャリティの電話の時以来だった。
「あれからAちゃんまた食べるようになったよ」
「あ、ホントですか？」
不意に出たAちゃんの名前にドキッとする。
「昨日もスペアリブ沢山出したら1人でたいらげてて安心しちゃった」
「あはは、そうなんですね」
良かった。
ちゃんとご飯食べてるんだ。
実はまた食べれてなかったらって思ってたけど
うぬぼれだったな。
「ただねー、その割には心配なのよ。無理してるようにも見えて」
なんて女将さんが言う。
無理？
Aちゃんが？
「なんでですか？」
聞いた時に「すいませーん」他の人に女将さんが呼ばれちゃって。
「はーい！…じゃあまたね、北山くんに宜しく」
「はいっ」
返事したものの
無理って何だろう？
気になったから
今日は久しぶりにAちゃんちに行こうかな、って思った。
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shizu(プロフ) - にんさん» ものすごく褒めていただきありがとうございます！好き同士ですが当面続きます(^^)よろしくお願いいたします！ (2020年10月11日 23時) (
レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
shizu(プロフ) - さしのんさん» ニカちゃんの別の話、実は思いついてるんで。another story完結したらまた書きたいと思ってます！…だいぶ先ですが 笑 (2020年10月11日 23時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
shizu(プロフ) - ぴろみんさん» ありがとうございます！簡単に伝わらないところは意識しました。自分でも通じて良かった、って思っちゃってます。 笑 (2020年10月11日 23時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
にん(プロフ) - あー好きって伝え合うのもかわいくてニヤニヤしちゃいました。好き同士になっても続けてください。shizuさんのかくニカちゃんがかなり好きなニカちゃんです。更新ありがとうございます。 (2020年10月10日 10時) (レス) id: 0e665acd35 (このIDを非表示/違反報告)
さしのん - やっと言ってくれた！ もう微笑ましいです！ まだまだこの話続いて欲しいです！ ニカちゃんの他の作品も見てみたいです。。。 (2020年10月10日 8時) (レス) id: 5a00b85a4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shizu
| 作成日時：2020年9月19日 17時
