Fake。9 side 2 ページ18
お風呂作戦は
大成功。
Aちゃんが気持ち良さそう。
お風呂上がりに
「はい、座って？」
ソファに座ってもらうとドライヤーをかける。
「うわー、気持ちいいー…」
Aちゃんが目を閉じる。
「でしょ？」
人にしてもらうドライヤーって
何でこんなに気持ちいいんだろう？っていつも思う。
Aちゃんが嬉しそうで
「うん」
頷くAちゃんを屈んで顔をチラッと見ると
すごく気持ち良さそうな顔。
お風呂の効果でサラサラな髪に、頭皮に。
指を入れてマッサージしながらドライヤーを当てる。
「……」
見た事がない、うっとりした顔。
ヤバ、なんかこの顔まるでソウイウことをした時にしそうな顔じゃん。
………だから！
Aちゃんと俺はソウイウ関係じゃないからっ！
慌てて顔を見るのをやめて
ドライヤーをかけるのに集中する。
髪が乾いたから
「はいっ！終わりーっ」
あえておどけて言った。
Aちゃんはもう目が半分になってる。
そーいや俺もドライヤーしてないな。
少しだけ湿ってる髪を完全に乾かして
ドライヤーを終える頃にはAちゃんはソファで寝てる。
「…Aちゃん？」
声を掛けたけど無反応。
これ完全に落ちたな。
でもその寝顔が可愛くて。
隣に座ると
「ほら、お布団行こ？」
ソファが揺れたからかAちゃんが薄目を開ける。
「……ニカ？」
寝ぼけてる声。
少しマヌケで可愛い。
「うん、ニカだよ。ほら、布団行こ？」
立ち上がって腕を引くと俺の力加減が強すぎて
Aちゃんがバランスを崩す。
「わわっ」
「あ、ごめ…」
慌てて抱えると俺の腕の中にすっぽり入る。
そのままAちゃんを抱きしめる。
「………」
すぐに離れる事だってもちろん出来た。
けど、Aちゃんも俺も離れなくて。
Aちゃんのお風呂上がりの
ポカポカな体温と柔らかい抱き心地。
そのまましばらく抱きしめてたら
Aちゃんが俺の胸にそっと耳を当てる。
俺はパンイチだから直接俺の肌にAちゃんの耳が触れてることになる。
ドクン、って身体中が反応する。
「………」
Aちゃんがそのまま俺に身を委ねてきたから
何だか俺もそのまま抱き締め直す。
どのくらい抱き合ってたんだろう。
時間にしたらそんなに長くないだろし
ホントはもっとこのままがいいけど。
どちらともなく離れて
「寝よっか」
声を掛けたら
「うん」
Aちゃんが頷く。
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shizu(プロフ) - はるるさん» ありがとうございます！はるるさんも熱中症には気をつけてくださいね！ (2020年8月18日 0時) (
レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
はるる(プロフ) - shizuさん» 楽しみにしてます！まだまだ暑さが続くようですので、健康にはお気をつけください。 (2020年8月16日 7時) (レス) id: 385ecda6e8 (このIDを非表示/違反報告)
shizu(プロフ) - はるるさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけてものすごく嬉しいです(〃▽〃)少しずつですが更新していきますのでまた是非読みに来て下さい！ (2020年8月15日 10時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
はるる(プロフ) - shizuさんの作品、ほぼ全部見てます。大好きです。これからも応援してます。 (2020年8月14日 10時) (レス) id: 385ecda6e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shizu
| 作成日時：2020年7月18日 15時
