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そのままの君でいて 16 T ページ32

突然の弟さんの来訪。

めちゃくちゃびっくりした。



そして弟さんはAにそっくり。

めっちゃ似てるじゃん。



ちゃんと挨拶した。

Aとの事、本気だから。



「ねーちゃん今日仕事は?」

「休み」

「んじゃ夜来るからメシ一緒に食おーよ。なんか買ってくるし」



そして弟さんは俺を見ると

「裕太さんももし良ければ」

って言ってれくる。



「え、でも」

「ねーちゃんからの最後の連絡が『裕太とまた会えるようになった』だけだから」



ニッて笑う弟さんは

「裕太さん側の話聞きたいんですよね。ねーちゃんが裕太さんにベタ惚れなのは分かってるんで」

って俺とAを見て言う。



「一成!余計なこと言わないで!!」

Aは真っ赤になってるけど

「じゃあ俺そろそろ行くんで。あ、裕太さんさえ良ければ今日もうちに泊まってくれて構わないッスよ」

弟さんは淡々と言うとAを無視して玄関に向かって。



「一成が仕切らないで!」

Aが怒ってても

「それじゃまた夜にー!」

って行ってしまう。



バタン、とドアが閉まると

「もー……」

Aは真っ赤な顔のまま俺を見てる。



「ごめんね。弟、自由で」

「んーん、嬉しかったよ」

「え?嬉しかったの?」

「うん」



初めてだったから。

「A以外から、俺の事が好きって話を聞けたから」

しかも弟って。

ものすごく近しい人から。



石井さんからも聞いた事はあるけど
初めて会った弟さんからってのがめちゃくちゃ嬉しい。



「…私はものすごく恥ずかしいっ」



赤い顔を冷ますように
手をパタパタさせてるAがさらに可愛い。



「俺はものすごくうれしーよ」

ガバッとAを抱き締めてみると

「私も『真剣にお付き合いしてます』って言葉、嬉しかったよ」

Aは抱き返してくれる。



「ね、裕太」

「…ん?」

「もう少し甘えてていい?」

「いーよ。どーしたの?」

「………」



改めて聞いてくるとか珍しいな。



Aの頭を撫でてると

「今日からしばらく一成いるなら甘えられないから」

耳を真っ赤にしてAがグリグリ顔を押し付けてくるから。



めちゃくちゃ可愛い。



「じゃあ今日はずーっとイチャイチャして過ごそっか」



Aの耳元で囁いてみる。



返事の代わりにギュッてしがみついてくるAの耳にキスをする。

「ん…」

漏れた声がはじまりの合図。



仕事までずーっと
イチャイチャして過ごした。

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りさ - shizuさん» わかりました(*^-^*) (2021年3月4日 3時) (レス) id: d9bbc47835 (このIDを非表示/違反報告)
shizu(プロフ) - りささん» お待たせしました。続編に進みました! (2021年3月3日 20時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 続編楽しみにしてます(*^-^*) (2021年2月21日 1時) (レス) id: 4e892c9c3e (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 続き待ってます(*^-^*) (2021年2月19日 1時) (レス) id: 983b81c132 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 続き楽しみにしてます(*^-^*) (2021年2月11日 1時) (レス) id: 7618a5cf86 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:shizu | 作成日時:2020年5月3日 13時

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