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そのままの君でいて 2 ページ3

今日はレコード会社に
先生と一緒に正式に契約に。



行く道中先生に裕太が戻ってきた話をする。



「へー、じゃあ裕太くんと仲直りしたの?」

「マスターのところで働くのだけ認めてくれてないんですけど」

「あはは、確かに少し嫌かもね」



なんて話してるとレコード会社の人が来る。



「じゃあ早速契約書にサインを」

「はい」



言われたところに住所やサインを書いてると

「ちなみに明日ってお時間ありますか?」

その人が言う。



「えっと…明日はレッスンだけなので」

先生を見ると

「あぁ、なら私が見ることも出来るから大丈夫ですけど」

先生が言ってくれるとその人がホッとした顔。



「そしたら早速ですが明日打ち合わせの5月にやるドラマの影武者頼めますか?」

「え?」



いきなりですね。



「予定してた子が体調崩しちゃって。打ち合わせは夜からなのですがもし良ければ…」

「はい、大丈夫です」



先生が代わりに返事をしちゃってる。



私の意思は?

いきなりドラマ出るって言われても。



「ではこちらが企画書です。芸大生でピアノを弾く女優さんの影武者です」



そう言って見せてくれた企画書が
スペシャルドラマの企画書で主演の名前が

『玉森裕太』

と書かれていた。



……裕太?



思わず先生と顔を見合わせる。



「撮影は来週からなので」

「わかりました」

「では早速よろしくお願いします」



なんてあっさり契約が終わって仕事が決まる。



帰り道に先生と2人になると

「いきなりね」

「ですね」

「しかも裕太くんとなんて」

「……びっくりなんですけど」

話しながら歩いてると。




「そういえば裕太くんピアノ買ったもんね」

「そうなんですか?」



そうだったんだ。

知らなかった。



「それにしてもすごいわね」

先生が笑う。



「何がですか?」

「いきなり裕太くんとお仕事とか」



確かに。

すごいと思う。



いきなり仕事が決まったこともすごいと思うけど
裕太と同じ仕事って。



すごい偶然だね。



改めて資料を見ると

「打ち合わせの資料を見る限りレッスンは大丈夫そうです」

集合場所と時間がレッスン終えてからでも大丈夫そうだった。



「あらホント?」

「バーの仕事も明日はないのでちょうど良さそうです」

「レッスン終わってからで間に合うなら送るわよ」

「ありがとうございます!」



これから仕事か増えるかは分からないけど
ひとまず新しい事をどんどんやっていこう。

そのままの君でいて 2 T→←そのままの君でいて 1 T



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りさ - shizuさん» わかりました(*^-^*) (2021年3月4日 3時) (レス) id: d9bbc47835 (このIDを非表示/違反報告)
shizu(プロフ) - りささん» お待たせしました。続編に進みました! (2021年3月3日 20時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 続編楽しみにしてます(*^-^*) (2021年2月21日 1時) (レス) id: 4e892c9c3e (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 続き待ってます(*^-^*) (2021年2月19日 1時) (レス) id: 983b81c132 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 続き楽しみにしてます(*^-^*) (2021年2月11日 1時) (レス) id: 7618a5cf86 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:shizu | 作成日時:2020年5月3日 13時

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