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そのままの君でいて 12 T ページ24

「おーつかれーっ」

今日はバラエティの収録。
Aからピアノを教わってた千ちゃんが来る。

「「「おつかれー」」」

みんなで挨拶を返す。



当然、千ちゃんは俺が知ってるなんて
知らないわけだから
Aどうだった?なんて聞けないけど

「どうだった?新しい人」

ニカが聞いてる。



2人は仲良しだから
今日からピアノの担当が変わったのを知ってるみたい。

ナイスだよ!ニカ!!



「同い年くらいの女の子だった」

「へー」

「結構可愛かったよ」



千ちゃんが言うけど。



『結構』じゃないよ、Aは『激カワ』だよ。

んふふふふ。



ニヤけちゃうのを必死で我慢する。



「教えるのがすごい上手でね。ライブの俺のソロまで教えてもらえないかお願いしてるとこ」



なんてサラッと言うから
つい反応しかけて慌てて我慢する。



え?

Aそんなに教えるの?

てかライブの練習ってことは
むしろ俺と会う事とかもあっちゃうかもね。



「さっき連絡先交換したからOK貰えたら連絡来るんだー」



また千ちゃんからまさかの発言。



ちょっと。

A、連絡先交換してるの?



ダメでしょ、メンバーと連絡とか。



「あれ?タマどうかした?」

宮田が声を掛けてくる。



多分顔色が悪くなってたのが
宮田にバレた。



「ん?」

「なんかあった?」



聞いてくるけど
言うわけにはいかないから

「別に?」

「そう?」

「何もないよ?」

「気のせい?」

「じゃね?」

「ホント?ってか何でずっと疑問形で話してんの?」



宮田と笑い合って気を紛らわす。



「あ、tamaさんからだ」

千ちゃんの声。



「たまさん?」

「うん、ピアノの先生」



ニカの質問に千ちゃんが返してる。



「はい!千賀です!…はい、はい」

なんて電話してる横でニカが酒井ちゃんに

「何で千賀が直接電話してんの?」

って俺が思った事と同じ事を聞いてる。



「何だか2人意気投合しちゃって今度肌の手入れの情報交換するそうです」

「へー…やっぱ千賀女子だね」



ニカは呑気に答えてるけど
俺は何だか複雑で。



別に千ちゃんがどうとかないけど
何だか心配になる。



Aの世界が一気に変わり過ぎて
俺だけ立ち止まってる気がしちゃって。

何だかやっぱり寂しい。



「やったー!じゃあ夏までよろしくお願いします!」

って千ちゃんが言ってるってことは
きっとAのピアノが決まったって事で。



一緒の仕事が
嬉しいような何だか複雑な気持ち。

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りさ - shizuさん» わかりました(*^-^*) (2021年3月4日 3時) (レス) id: d9bbc47835 (このIDを非表示/違反報告)
shizu(プロフ) - りささん» お待たせしました。続編に進みました! (2021年3月3日 20時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 続編楽しみにしてます(*^-^*) (2021年2月21日 1時) (レス) id: 4e892c9c3e (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 続き待ってます(*^-^*) (2021年2月19日 1時) (レス) id: 983b81c132 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 続き楽しみにしてます(*^-^*) (2021年2月11日 1時) (レス) id: 7618a5cf86 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:shizu | 作成日時:2020年5月3日 13時

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