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夢の途中 5 ページ9

アイドルって
異性の友達OKなの?



友達ならいいの?

そして友達になる必要ある?



「え、俺が誰かわかるの?」

ものすごく嬉しそうに聞いてくるけど

「…ごめんなさい、名前までは」

「あははー…そうかー…」

私の回答にガッカリしててなんだか申し訳ない。



「テレビは見てました。恋愛のランキングのやつ」

「え!マジで!?」

「面白いですよね、いつも」



面白い、が複雑だったのか
その人は少しムッとしてる。



「とりあえず自己紹介も次に会えた時にね」

ムッとしたまま言うから

「だからもう会わないと思いますよ?」

私もムッとしたまま返す。



「何で?先週会ったよね、ここで」

さらにムッとしたまま言うその人。



「…覚えてるんですね」

「まぁね。てことはキミも覚えてるんじゃん」

「そりゃこんなとこでサングラスかけてたら忘れないですよ」



お互い何でこんなケンカ口調で話してるんだろう。



「おいA、『こんなとこ』って失礼だな」

叔父さんが角煮を持って戻ってくる。



「だって…」

「はいよー、豚の角煮」



言いかけた私を叔父さんが遮る。



「わーい、いただきます!」

その人は嬉しそうに角煮に箸をつける。



一口食べて

「………………美味しっ!!!!!!」

ものすごく顔を輝かせてる。



良かった。

変にハードル上げすぎてないか心配だったんだけどな。



「あとAにはご飯と豚汁な」

「ありがとう」



叔父さんが運んでくれるのを
じーーっとその人が見てくる。



「…これはまだあるけど食べるかい?」

叔父さんが声をかける。




「や、大丈夫です。実はご飯は食べてるんです」

「え!?なのにスペアリブ?」

「はい、どーーしても食べたくて!!」

「へー!そりゃ嬉しいな!!」



2人が話してるのを聞きながら
私は私で食べはじめる。



あー美味しい。



その人にスペアリブが出てきたタイミングで

「ね、半分こしよAちゃん」

その人が言う。



あれ?名前呼ばれた?
不思議に思っててら

「大将が名前呼んでたから。俺もあだ名は言うね。俺はニカ」

「……ニカ?」

「うん。ニカ」



そう言ってニカは私の近くに来て
スペアリブを半分分けてくれる。



「さっきの話。今日から2週間が勝負にしない?通うのはズルいから無しね」

「言われなくても仕事で毎日は来れないよ」



私がまたムッとするとニッてニカが笑う。



このイタズラっぼい顔はなんだろう?

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shizu(プロフ) - 深雪さん» コメント気づいてませんでした!ごめんなさい!! 全メンバー目標ですヽ(*´∀`)ノ (2020年5月8日 22時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
深雪(プロフ) - ニカちゃんがニカちゃんらしくて最高です。あの、もしかして全メンバー分書いてくださるのでしょうか?期待しちゃっていいのでしょうか。 (2020年5月5日 23時) (レス) id: a8c1d7b9de (このIDを非表示/違反報告)
shizu(プロフ) - もち?太郎さん» ニカちゃん思いついちゃって全部終わってないのに先に始めちゃいました(笑)どこかでこのアカウントでもコメントいただいてますよー!少しずつ更新します(〃▽〃) (2020年4月18日 16時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
もち?太郎(プロフ) - こんにちはshizuさん!!このアカウントだと多分初コメなんではじめまして!つ、、、ついにですか!?千ちゃんが先かと思ってました!あの、、、めちゃくちゃ楽しみです、、 (2020年4月16日 11時) (レス) id: 3f59dac3ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:shizu | 作成日時:2020年4月16日 8時

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