夢の途中 22 side 2 ページ44
あぁもう。
俺なにしてんだよ。
多分今日出かける時に
スキューバの資料届いてたからそっちに夢中になって
資料忘れちゃったんだ。
最低だ、俺。
送ってくれるって言うけど
申し訳ないよ。
「車あればいいんだけどいま車検でないから」
「いや乗り物がどうとかじゃなくて…」
Aちゃんはグローブとかをテキパキ用意したりしてて。
明日早起きして始発乗るにしても
何も持って無さすぎてバレるのも心配だし。
素直に送ってもらうことにして
Aちゃんのバイクに向かう。
「ここが持つとこね。あと、足はここにかけて」
二人乗りの乗り方を教わる。
教わって気づく。
これ、めちゃくちゃくっつくよね。
でもここでグズグズしてたら帰る時間遅くなっちゃうから
「ん、わかった」
すぐにヘルメットを被って頷く。
ヘルメットは
やっぱキチンと手入れしてるのか少し洗剤が香るくらいいい匂い。
さすがだよな。
そしてAちゃんが乗る後ろに跨る。
ねーちゃんとかが読んでた少女マンガとかだと
ここで腰に腕を回すとかするんだろうけど。
さすがに無理だからシートの間の持ち手を持った。
「ホントごめんね」
情けないし申し訳ない。
改めて謝ると
「いいって。荷物だけ気をつけてね」
エンジンをかけてAちゃんがバイクを走らせる。
夜中だし元々うるさいバイクじゃないんだろう。
余計なエンジン音を立てずにスーッと走り出すバイク。
あ、すご。
運転うまっ。
Aちゃんちの帰りに何度も通る道なのに
バイクってだけで視界が広いから景色が違って見える。
高速に乗る時に坂道を上がると重心が後ろになる。
「うわっ！」
慌てて前に重心を持ってくとAちゃんにぶつかっちゃう。
「ごめん！」
慌てて離れようとするけど重力的に難しくて。
多分俺が重力後ろにしたら今度Aちゃんが運転大変だよね。
「そのままでいいよ」
Aちゃんが言う。
だよね。
あーもう、ホントごめん。
くっつくとAちゃんから少しいい香りがする。
こんなに女の子とくっつくことって
そうそうないからドキドキする。
どうしよう。
薄着だしなんだかドキドキが止まらない。
上り坂が終わって高速道路に入ると
スピードが上がる。
風を切って走る。
何コレ！
「気持ちいい！」
声に出すとAちゃんが頷く。
最高！
これめちゃくちゃ気持ちいい！！
と、思った瞬間。
空が光った。
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shizu(プロフ) - 深雪さん» コメント気づいてませんでした！ごめんなさい！！ 全メンバー目標ですヽ(*´∀｀)ノ (2020年5月8日 22時) (
レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
深雪(プロフ) - ニカちゃんがニカちゃんらしくて最高です。あの、もしかして全メンバー分書いてくださるのでしょうか？期待しちゃっていいのでしょうか。 (2020年5月5日 23時) (レス) id: a8c1d7b9de (このIDを非表示/違反報告)
shizu(プロフ) - もち？太郎さん» ニカちゃん思いついちゃって全部終わってないのに先に始めちゃいました(笑)どこかでこのアカウントでもコメントいただいてますよー！少しずつ更新します(〃▽〃) (2020年4月18日 16時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
もち？太郎(プロフ) - こんにちはshizuさん！！このアカウントだと多分初コメなんではじめまして！つ、、、ついにですか！？千ちゃんが先かと思ってました！あの、、、めちゃくちゃ楽しみです、、 (2020年4月16日 11時) (レス) id: 3f59dac3ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shizu
| 作成日時：2020年4月16日 8時
