夢の途中 13 side 2 ページ26
朝起きると
開店直後の
いつも行くホームセンターに駆け込む。
掃除道具を一式選んだ後
もし今後もAちゃんちに行くなら
スリッパとかあった方が便利じゃね?
って思う。
予定以上に買いこんで
Aちゃんちに行くと
ちゃんとチェーン掛けてて。
ホントに危機意識は高いのかな、なんて思う。
俺の私物をどんどん用意すると
何で置くの?って顔をしてて笑っちゃう。
もしこれで
Aちゃんが俺を嫌いになったら
この箱をそのまま捨ててくれればいいから楽なハズ。
不満そうなAちゃんをそのままにして
どんどん掃除の準備を始める。
「…すごいねこれ何に使うの?」
「ん?これはキッチン」
「これは?」
「こっちはお風呂」
「見た目分からないね」
興味津々でAちゃんは洗剤を見比べる。
1つ1つ使い方を説明しながら使ってみせると
「え!!すごっ!!!!」
「なにこれ!!」
「え!!!!こんなに汚かったの!?」
全部リアクションしてくれて
素で驚くから面白い。
「ニカすごい!!」
「いや、すごいのは俺じゃなくて洗剤ね?」
「でもすごいっ!!」
初めて見る楽しそうな顔が嬉しくて
夢中になって2人で掃除した。
掃除をはじめてから3時間経って
「さすがに疲れたよね」
腰が痛くなってきた。
「少し休憩する?」
「そうしよっか」
8月だし暑いからリビングのエアコン入れたままにしてくれてて
リビングに戻ると完全に天国。
Aちゃんは麦茶を出してくれながら
「甘いもの大丈夫?プリンかアイスならあるよ」
飲み物の下にコースターを引いてくれる。
こーゆーとこ地味に嬉しい。
「へー、プリン?」
「プリンは手作りでアイスはガリガリ君」
「え!手作り??」
「簡単なやつだよ?なめらかプリンじゃなくてかためのやつ」
「ならプリン!!」
Aちゃんが出してくれた手作りプリンはものすごく美味しくて。
昨日の焼肉丼とセットで
俺は完全に胃袋を掴まれた。
「Aちゃん料理上手だよね」
「昨日と今日しか食べてないでしょうが」
「だってめちゃくちゃ美味しいよ」
他の人に食べさせてほしくない!
これ知ってるの俺だけでいいから!!
「ね!夕飯リクエストしていい?」
「作れるものなら」
「焼きそば食べたい!!」
「……後で買い物行くね」
「俺、留守番してる!!」
Aちゃんが若干引いてるけど。
食べたくなっちゃったんだよね。
すっごい楽しみ!
482人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
shizu(プロフ) - 深雪さん» コメント気づいてませんでした!ごめんなさい!! 全メンバー目標ですヽ(*´∀`)ノ (2020年5月8日 22時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
深雪(プロフ) - ニカちゃんがニカちゃんらしくて最高です。あの、もしかして全メンバー分書いてくださるのでしょうか?期待しちゃっていいのでしょうか。 (2020年5月5日 23時) (レス) id: a8c1d7b9de (このIDを非表示/違反報告)
shizu(プロフ) - もち?太郎さん» ニカちゃん思いついちゃって全部終わってないのに先に始めちゃいました(笑)どこかでこのアカウントでもコメントいただいてますよー!少しずつ更新します(〃▽〃) (2020年4月18日 16時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
もち?太郎(プロフ) - こんにちはshizuさん!!このアカウントだと多分初コメなんではじめまして!つ、、、ついにですか!?千ちゃんが先かと思ってました!あの、、、めちゃくちゃ楽しみです、、 (2020年4月16日 11時) (レス) id: 3f59dac3ce (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:shizu | 作成日時:2020年4月16日 8時