夢の途中 23 side 2 ページ46
これヤバい。
ゲリラ豪雨じゃない？
まだ雨は降ってないけど
帰り大丈夫かな。
「帰り大丈夫？」
声を掛けたら
「それより雨降ってきたら荷物守ってよ」
Aちゃんが返す。
なるほど、確かに。
信号待ちで荷物整理をした。
空気感的に少しひんやりして
なんだかホントに雨が降りそうな気配。
多分雨が降ってもいいように首都高の下を走ってるんだろうけど
車で移動してる時とバイクだと迫力が違う。
ピカッて光った瞬間に耳を塞ぎたくなるような雷の音。
これ近くに落ちたな。
Aちゃんがビクッてなった。
「大丈夫？」
苦手なのかな。
「近かったからびっくりしただけ」
Aちゃんの声はその割に若干震えてる気がする。
「…ならいいけど」
ホントかな。
ホントは怖いんじゃないの？
でももううちはこの辺だから
次の角を曲がってもらおうとしたらその方向にウインカーを出して曲がりながら
「この辺だよね？ニカの家」
Aちゃんが言う。
「え、分かるの？」
「職場近いの」
「あ、なるほど。…んーとね、そこの路地んとこで停めて」
家の前まではさすがに微妙だし。
マンションの近くの人があまり通らないとこに停めてもらう。
それにしてもこのヘルメットいいな。
同じやつ欲しいかも。
このまま借りて明日返す約束をしてると
ポタッポタッて大粒の雨が降ってくる。
え！これ大粒過ぎない！？
「じゃあまた明日ねっ！鍵無くさないでよ」
借りてる鍵の心配だけしてAちゃんが走り出す。
え！待って！
この中走るの危ないって！！
「もちろん！それよりこの雨の中は危ないって！」
言ってる途中でAちゃんが走り出す。
ウソでしょ！？
そしてAちゃんの姿が見えなくなった途端
ドンッ！
て音が聞こえた気がするくらい急に大雨が降り出す。
「やばっ！」
慌ててマンションに駆け込んだけどびしょ濡れ。
幸い荷物を入れ替えてたから
濡れたら困るものは無事だし
Aちゃんのヘルメットの中もセーフ。
部屋に戻ってLINEを送るけど
運転中なのか連絡がない。
ダメでしょ！こんな中走ったら！！
でもどうする事も出来ないし
さすがに寒いからシャワーを浴びて出たけど
Aちゃんからは返事がない。
1時間経って
どうしよう、家まで行こうかなって頃に
A大丈夫だよ。
連絡遅くてごめんね。
おやすみ!
やっと連絡が来た。
良かったー。
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shizu(プロフ) - 深雪さん» コメント気づいてませんでした！ごめんなさい！！ 全メンバー目標ですヽ(*´∀｀)ノ (2020年5月8日 22時) (
レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
深雪(プロフ) - ニカちゃんがニカちゃんらしくて最高です。あの、もしかして全メンバー分書いてくださるのでしょうか？期待しちゃっていいのでしょうか。 (2020年5月5日 23時) (レス) id: a8c1d7b9de (このIDを非表示/違反報告)
shizu(プロフ) - もち？太郎さん» ニカちゃん思いついちゃって全部終わってないのに先に始めちゃいました(笑)どこかでこのアカウントでもコメントいただいてますよー！少しずつ更新します(〃▽〃) (2020年4月18日 16時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
もち？太郎(プロフ) - こんにちはshizuさん！！このアカウントだと多分初コメなんではじめまして！つ、、、ついにですか！？千ちゃんが先かと思ってました！あの、、、めちゃくちゃ楽しみです、、 (2020年4月16日 11時) (レス) id: 3f59dac3ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shizu
| 作成日時：2020年4月16日 8時
