after そしてそれから 27 ページ50
チャペルを出ると
相変わらず雲ひとつない青空で。
さぁ戻ろうかな、ってタイミングで
「海をバックに写真撮りますか？」
Aの友達が言ってくれる。
「今日は内緒なのでカメラマンは手配してないんです。だからお手持ちのスマホやデジカメで私が撮ることになるんですけど…」
さすがAの友達だけあって徹底してくれてる。
申し訳無さそうに言うけど
十分だろう。
アコのスマホはAが持ってるはず。
「アコのスマホで撮ってもらおうよ」
俺が言うと
「それなら太輔たちも入ってよ」
アコが手招きする。
「…や、私は…」
Aが遠慮するけど
「いーでしょ。4人なんだから」
Aの背中を押して無理やり連れていく。
Aの隣で撮ってもらおうとすると
Aはスッとアコの横に行く。
えっ、て顔を多分したんだろう。
「…ダメに決まってるでしょ」
小さい声でAが言う。
「ま、でもアコのスマホなら…」
逆にマネージャーが言ってくれるけど
「主役は2人ですから」
Aはニコッと笑う。
「はーい、撮りますよー」
小声でやり取りしてるからAの友達には聞こえてないんだろう。
渋々マネージャーの横に並ぶとカシャカシャとシャッター音。
「2人でも撮ってもらいなよ。…トモちゃーん！もう1枚ーっ」
スッと離れるAにアコが俺を見る。
「…いいの？」
「……Aがそう言うならね」
Aは徹底してるだけ。
何かあった時に俺に迷惑を掛けたくない、ってそれだけだ。
でもさすがに寂しい。
マネージャーから離れて2人で撮ってもらった後で
アコとマネージャーはコソコソ話すと
「すみません、このスマホでも撮ってもらえますか？」
マネージャーが言い出す。
「そんなのアコに送ってもらえよ」
Aの友達に頼むの申し訳ないじゃんと思って言うと
「うるさいな、欲しいんだよ。…Aちゃん、もう1回お願い」
「はーい」
素直に聞くA。
仕方ないならさっきの場所に戻る。
「胸から上で撮って貰えますか？」
マネージャーのお願いに
「はーい…撮りまーす、はいチーズ！」
Aの友達がシャッターを押す掛け声をかける。
と、その瞬間
アコとマネージャーがしゃがむ。
「は！？」「えっ！？」
驚く俺たちに
カシャカシャ、と鳴るシャッター音。
「「あはははは！」」
爆笑するアコとマネージャーに
俺とAはただ呆気に取られた。
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shizu(プロフ) - ninaさん» コメントありがとうございます！私もninaさん「Ｘ・Ｙ・Ｚ」ものすごく楽しみにしてます☆移行準備出来たら更新しますので少々お待ちください！ (2021年4月23日 21時) (
レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
shizu(プロフ) - れなさん» コメントありがとうございます！気づいてなくてごめんなさい！この後が移行になるので更新ちょっと時間かかりますがこの後の話も決まってるので少々お待ちください。 (2021年4月23日 21時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
nina(プロフ) - こちらのお話の登場人物がみんな好きです、たいぴはめっちゃかっこいいし主人公ちゃんがとにかくかわいくて(*´ω｀*)アコちゃんも好きです。読んでいて幸せな気持ちになれました。他のお話にもまたお邪魔させていただきます♪ (2021年3月6日 9時) (レス) id: 53a8b8ecd7 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - shizuさん» 更新嬉しすぎます〜！！たいぴのふとした仕草が胸キュン通り越してズンズンきてます。。ありがとうございます！ (2021年2月13日 13時) (レス) id: 0a653a5e8d (このIDを非表示/違反報告)
shizu(プロフ) - れなさん» コメントありがとうございます！ものすごく嬉しかったので他の更新やめていまこちらを進めてます(笑) 少し時間かかりますが近日中に更新するので少々お待ち下さい！ (2021年2月12日 18時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shizu
| 作成日時：2019年12月22日 12時
