好きすぎるから 10 ki ページ6
Aがポロポロ涙を零してるのが
なんだか可愛くて。
やっと思ってることを言ってくれたのも嬉しくて
笑っちゃう。
我慢させすぎてごめんって言うと
嫉妬してるだけって結局まだ我慢してるみたいなことゆーから。
何が嫌かのボーダーラインが知りたいから
その嫉妬を全部言ってもらっちゃえ、って思って。
俺の方を向かせると
「ん、嫌だったこと全部言ってみ？」
半泣きのままだけどとにかく聞いてみると
「…全部？」
「ん」
少しためらった後でAはゆっくり口を開く。
「カメラがないのに女の人と必要以上にくっついてたこと」
んー、そんなつもり無かったんだけど。
言いにくくなっちゃうだろーから否定するのは後にしよ。
「うん」
「私が来ないからって他の子の頭を撫でてたこと」
来ないから頭撫でてわけじゃねーけど。
でもAからしたらそう見えたってことだよな。
「うん」
「他の人と買い物してたこと」
そこまで言って下を向いちゃうから
これから先は相当言いにくいのかな。
「……ん」
「なのに…」
そこまで言ってAはまたポロポロ涙が零れてきていた。
ここでやっと
安心させるためにと思って言ったことが
Aにはキツかったんだってことが分かった。
あーもうホントごめん。
泣きじゃくるAをそっと抱き寄せた。
「ごめん」
Aにとっては
すげー辛いことさせてた。
「俺が言えなくしたよな、『分かってるよな？』って。そう言われたらA何も言えねーよな」
「後ろめたかったら私と会った時にあんなに笑顔にならないとは思ったけど」
「あははは、まぁ確かに」
良かった、それは気づいてもらえたんだ。
「でも本当に嫌だった」
言いながらAは俺の服を握りしめてる。
好きなのはAだけだし
これからもうAが嫌がるようなことはしないって言ってキスしてたら
Aの腕が背中に回る。
嫌われなくて良かった。
少し安心する。
そのままキスしてたら
「3分経ったよ」
合間にAが言う。
そーかもな。
「だな」
でもキスを止めない俺。
「歌割り考えないと」
「ん」
「ハモりもでしょ？」
「ん」
言いながらお互いずっとキスをしてる。
「Aに俺の気持ちがちゃんと伝わるまでひとまずこっち優先」
舌を絡めてキスをするとAも応えてくれて。
チラチラ視界に入るベッドがマジで目の毒。
そして俺にはAに言ってない
極秘ミッションがある。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 889人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
shizu(プロフ) - ぴのさん» コメントありがとうございます！最近なかなか忙しくて更新遅くてごめんなさい。また読みに来て下さい。 (2020年2月14日 8時) (
レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 更新ありがとうございます。待ちわびてました。お忙しいでしょうが、また続きお願いいたしますm(__)m テンション マックスです (2020年2月11日 7時) (レス) id: c093b1f16a (このIDを非表示/違反報告)
shizu(プロフ) - ひろぴーさん» コメントありがとうございます！北山さん推しなので美化しちゃいます 笑 たまに更新頻度落ちますがまた是非読みに来て下さい！ (2019年11月20日 6時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
ひろぴー(プロフ) - 朝更新されてて、12になっててめちゃくちゃテンション上がり、今日一日楽しく働けました笑。中々素直に言えなくて我慢しちゃう主人公ちゃん、めちゃくちゃ気持ちが分かって一緒に苦しくなってます…だけど北山さんが、素敵な男性すぎてキュンキュン止まりません！ (2019年11月18日 20時) (レス) id: 9608494618 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：shizu
| 作成日時：2019年11月18日 4時
