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秘めた想い T -side T- 11 ページ3

「え?Aちゃん泊めたの?」

次の日。
宮田に「電車止まってたけどAちゃん帰り大丈夫だった?」
って聞かれて。
うちに泊めたことを話したら宮田が驚く。



「えー!もしかしてタマとAちゃん…」

「しーっ!バカ!声がデカい!…そんなわけねーだろ!」

「あ、ゴメン」

ここ食堂だぞ?
周りにあまり人がいないとはいえ
誰が聞いてるかわかんねーだろーが!



「マジで話してただけだし」

「へぇーー、でもタマ平気だったんでしょ?」

「…まぁ」

「それって凄くない!?女の人苦手なのに」

「そーだな」

チャーハンを口に運びながら答えてると宮田が



「ならもう飲みに行くのは2人の方がいいんじゃないの?」



なんてニコニコしながら宮田が言う。



…嫌だ。

宮田がいないとか嫌だ。



「何でだよ、お前が来いよ。ならAとは行かねー」



なんてすんなり言えちゃうってことは
やっぱり俺は宮田の方が好きなんだな。



「え、でも」

「土曜日はあのままだとAが野宿しそうだったから泊めただけだし」

「あはははは、確かにAちゃん野宿しそうだね」

「…。何もなかったよ」



…キスしたけど。



「へー、そっか」

宮田は俺の少しの間も不思議に思ってないみたい。



話してたら食堂が混んできてAがお盆を持ってウロウロしてた。

「Aちゃん、こっち!」

宮田が声を掛けるとAが気づいてやって来る。



「宮田くん金曜日大丈夫だった?」

「うん、歩ける距離だから」

「そうなんだ、良かった」



宮田の隣に座ってAが俺と目を合わせると

「改めて金曜日はありがとう」

ってペコってしてきたから

「んーん、こちらこそお昼ごちそーさん」

お礼にってお昼をおごってくれたからお礼を言う。



「ね、タマんちってめちゃくちゃ便利じゃん。今度俺も遊びに行っていい?」

宮田が言う。



嬉しくてドキッとしちゃって多分顔が引き攣ってる。

「え、いいけど」

「やったー!じゃあ行く!Aちゃんもどう?」

宮田がAに話を振る。



「私も?」

「うん!この前ヲタ芸イベント行きたいって言ってたでしょ?行くための予習のアニメ見ようよ」

キョトンとしてたけど宮田のヲタ芸の話を聞いて

「えー!行く!」

家主の俺を無視して2人が盛り上がってて。



「行っていいよね?」

宮田が言ってくるけど。



「これでダメって言える?」

俺が言うと

「「いぇーい」」

ってAと宮田がハイタッチ。

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shizu(プロフ) - りぃ☆彡さん» コメントありがとうございます!気づいてなくてごめんなさい。やっと繋がりました。短編のつもりだったんですけどね…楽しみにしててくれて嬉しいです! (2020年3月18日 5時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
shizu(プロフ) - はとさん» コメントありがとうございます!気づいてなくてごめんなさい。ようやくエンディングに向かいます! (2020年3月18日 5時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
りぃ☆彡(プロフ) - はじめまして。いよいよ主人公サイドと繋がりましたね!続きを楽しみにしています! (2020年2月20日 22時) (レス) id: de1f37d540 (このIDを非表示/違反報告)
はと(プロフ) - はじめまして。いつも楽しみにしています。玉ちゃんがこの後、どんな行動にでるのか楽しみです。 (2020年1月26日 0時) (レス) id: bf18adaee4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:shizu | 作成日時:2019年11月24日 7時

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