ないしょとヒミツ 18 ki ページ10
朝になる。
アラームが鳴って目を開けると
すでにAは居なくて。
いつの間に？
頭をボーッとさせたまま体温を測ると35.8度。
ん、治ったな。
今日早速Aんちに泊まりに行くかな。
でもアイツ多分昨日今日ロクに寝てねーな。
ひとまずシャワー浴びねーとと思って寝室を出ると
リビングから物音。
リビングに向かうと
「おはよう」
Aが居て朝ごはんを並べてる。
「マジか」
「ん？」
「ちゃんと寝た？」
「うん」
ホントかよ。
「熱は？」
逆にAが聞いてくる。
「35.8度」
「良かった、下がったね。おなかすいた？」
「ん」
返事してテーブルを見ると
俺の好物ばっか並んでる。
…っとにもー。
ぜってー無理しただろっ。
「シャワー浴びてくる」
「はい」
そう言ってAに近づくと
ちゅっ、て音を立てて触れるだけのキス。
離れる時に顔を見ると
少し照れててまた可愛い。
シャワー浴びて戻ってくると
Aは既に仕事をしてて
「ご飯は作りながら食べちゃいました」
って猛スピードで何かを打ってる。
そーか、早めに俺んとこ来てるんだもんな。
昨日寝過ぎて仕事しそびれてんのかも。
「昨日のAめちゃくちゃ可愛かった」
「え？」
「『もっといっぱいして』って」
すげーヤバかった。
襲わなくて良かったってレベルで可愛かった。
元気だったら多分Aが今日動けないくらい抱いてる気がする。
「もう忘れて」
真っ赤になってるA。
「忘れられるかよっ」
自分のベッドなのも興奮したし。
すげーヤバかった。
「つーか今度泊まりに来いよ」
「ダメに決まってるでしょ」
Aは冷たく返してるけど。
「何をいまさら。結局2泊してんのに」
そう俺が返すと黙る。
「これから曲作るのに集中してたらメシ食えねーし」
他の事を理由にしたら
「ご飯だけ届けに来ます」
って相変わらず頑固なA。
「洗濯物は？」
「洗濯機がしてくれるから干すのと取り込みは来ますよ。それか私がまとめて家でやります」
Aはこちらを見もしないで答える。
冷静になっちゃうと途端に周りを気にする。
もー！昨日のAはどこ行ったんだよっ。
「………ちぇーっ」
拗ねてもAは全然無視。
また何か方法考えねーとなー。
なんて考えながら
仕事してるAの横顔を眺めていた。
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shizu(プロフ) - haru070917さん» コメントありがとうございます！最近更新頻度落ちてますが細々続けますのでまた是非読みに来てください (2019年9月12日 22時) (
レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
haru070917(プロフ) - とても面白いです。みっくんとても可愛くてかっこ良く書けてますよ、続き待ってます。 (2019年8月30日 10時) (レス) id: 6044a23124 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shizu
| 作成日時：2019年8月18日 21時
