ないしょとヒミツ 29 ページ31
色々止まらなくて
いつの間にか自分が
宏光とソウイウことをしたくなってることにびっくりする。
宏光にそれを伝えたら
「…いいじゃん」
嬉しそうに笑ってて。
「もっとそーゆーの言ってよ」
なんて優しい顔をして笑ってくれたけど
「…恥ずかしいよ…」
「俺にならいーだろ」
そう言ってものすごく嬉しそうな顔をしてるから
言って良かったんだって思う。
「俺もAとこーゆーことすんのすげー気持ちイイんだし」
その宣言通りものすごく気持ち良くしてくれる。
恥ずかしいことでも宏光なら許してくれるんだ。
そう思ったら嬉しくて
宏光にならどんな姿も大丈夫になってきて
本当に宏光に夢中になってる自分にびっくりする。
終わって2人でシャワー浴びてから
「Aの作る野菜がたくさん入った焼きそば食べたーい」
宏光が甘えて言うから野菜たっぷりの焼きそばを作る。
得意の「んまー！」を言いながら
焼きそばと宏光が買ってきてくれた焼鳥を食べてる時に不意に
「あのさ」
チラッと私を見てから
「タマに今日ここから朝帰ってるとこ見られた」
衝撃的なことを言う。
私のせいだ。
「……ごめんなさい」
「や、全然警戒しないで出た俺が悪ぃーんだけど」
言って焼きそばを食べる宏光は
全く慌ててないんだけど。
多分本当は困ってる。
「だから他に彼女いるフリするから」
「……はい」
「少し変なとこから乗り降りするからよろしく」
『他に彼女』って言われただけで
フリなのに嫌な気持ちになる。
どうしよう。
何だか泣きそう。
食べる手が止まっちゃって。
「………どした？」
宏光がびっくりしてる。
「え？」
「すげー泣きそうじゃん」
「そんなことない」
「うそつけ。んな顔して」
なんて宏光がニヤニヤしてるから悔しくて。
それにしてもそれだけで辛いとか
私の思考が心配。
誤魔化すように黙々と焼鳥を頬張る。
「…こーゆーのもどんどん教えてよ」
宏光は嬉しそうで。
「Aがそーゆー気持ちなの、すげー嬉しいし」
頬杖ついて私を見てる。
嬉しそうな顔をして私を見てるから
そんな嬉しそうな顔をした宏光を見ていたいけどフリでも嫌だって思っちゃってるのが恥ずかしくて。
「お水取ってくるっ」
席を立つと宏光も席を立つ気配。
冷蔵庫からお水を出して振り返ると宏光が近くに立ってて。
「見せてよ顔」
「嫌」
「だーめ、見る」
「嫌っ」
恥ずかしくてどうにかなりそう。
ないしょとヒミツ 28-29 ki→←ないしょとヒミツ 28
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 981人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
shizu(プロフ) - haru070917さん» コメントありがとうございます！最近更新頻度落ちてますが細々続けますのでまた是非読みに来てください (2019年9月12日 22時) (
レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
haru070917(プロフ) - とても面白いです。みっくんとても可愛くてかっこ良く書けてますよ、続き待ってます。 (2019年8月30日 10時) (レス) id: 6044a23124 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：shizu
| 作成日時：2019年8月18日 21時
