Flamingo 5 ページ9
裕太が飲んでた水を
盛大に吹き出してる。
慌てて脱衣場にタオルを取りに行く。
「大丈夫？」
まだゲホゲホ言ってる裕太にタオルを渡すと
「ゲホッ…ごめ…ゲホゲホッ」
顔を真っ赤にして息をするのも苦しそう。
「変なとこ入っちゃった？」
「…うん」
「苦しいよねー辛いねー」
背中をさすると裕太は少し落ち着いた顔になってきて安心する。
「ごめんね、めちゃくちゃこぼした」
少しして裕太が言うけど
「そんなのいいから」
それより苦しそうな裕太が心配。
やっと落ち着いたのか顔色も普通に戻ってくる。
「ありがとね」
「ううん」
残ってるお水を飲んで
はぁーってため息をつく裕太。
「あぁーヤバかったー」
「大丈夫？」
「うんもう平気」
落ち着いたみたいでホッとする。
「服着替える？」
「大丈夫」
そう答えた後てるけど
裕太はなんだかソワソワしてて。
「どうしたの？」
「んーん、どうもしないよ？」
って言いながらなんだかチラチラ私を見てる。
変な裕太。
と、曲が終わって次の曲が流れる。
ピアノから始まってた。
あ、この曲好きかな。
「この曲かな」
少ししてつい呟いちゃうと
「何がっ？」
裏返った声で聞いてくる裕太。
「好きな歌、この曲にしようと思って」
「え！？」
「このCDくれた子に好きになった歌どれか教えて、って言われてて」
「…へー」
私が言うと引き攣った顔で裕太が笑ってる。
「なにか変？」
「ううん！全然！キレイな曲だね」
「だよね」
私はCDに近づくとタイトルを確認する。
Kis-My-Ft2の『Flamingo』って書いてある。
…このグループなんて読むんだっけ。
「…読めない」
「ん？」
「歌ってる人達の名前が分からない」
「………そう」
裕太なら読めるかな。
聞こうとしたら
「Aー、お腹すいたーっ」
って裕太が甘えた声を出すから聞くのをやめた。
「あとトースト焼くね」
「ん！」
リモコンを操作してその曲をリピートにする。
少しして終わったと思ったらまた流れてるから
「この曲気に入ったの？」
裕太が聞いてくる。
「うん」
「………そっか」
頷く私に裕太が笑いそうな泣きそうな不思議な顔をしてたのが気になった。
どうしたの？って聞こうとしたら
「あ！新聞とってくるよーん」
新聞がないのに気づいて玄関に向かってそのままトイレにも行ってる。
この曲、曲調もいいな。
ピアノでも弾けるかなー。
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もち?太郎(プロフ) - shizuさん» 了解です！！無理せず頑張って下さいね！！フラグが来ても来なくてもいいお話なので楽しみにしてますっ！ (2019年11月5日 21時) (
レス) id: 3f59dac3ce (このIDを非表示/違反報告)
shizu(プロフ) - もち?太郎さん» コメントありがとうございます！フラグに答えられたらいいのですが…また得意のフラグパニックになってて他の話で立ててたやつ回収しわすれて今から書き直したくなってます(笑)回収忘れに気をつけなきゃです…。ぼちぼち更新していきます！ (2019年11月5日 21時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
もち?太郎(プロフ) - 1コメ失礼しますっ。相変わらず凄い面白いです...。個人的に玉ちゃんの言葉一つがフラグに感じましたっ！！これからも頑張ってください！ (2019年10月28日 9時) (レス) id: 3f59dac3ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shizu
| 作成日時：2019年9月28日 4時
