Flamingo 1 T ページ2
めざましが鳴ってる音がする。
もう朝かー。
Aに起こしてもらいたいな。
ほっぺ触ってきてるから起きてるバスなのに
Aはめざましを止めない。
「……A」
寝てるのかな。
声を掛けてみると
「何？」
返事がある。
起きてんじゃん。
「Aのちゅーで起こして？」
Aのキスで起きたいなー。
そう思って言うと
「………無理」
そう言ってめざましを止めてる。
「じゃあ起きない」
「裕太お仕事なんでしょ？」
俺が拗ねても冷静なA。
「んーー」
首を振って嫌がったら
「子供じゃないんだから」
冷たいA。
「仕事は行くけどちゅーないと頑張れない」
そう言ってしばらく待ってみたら
そっと唇が重なる感触。
え？
Aちゅーしてくれた？
「……いましてくれた？」
分かってるけど聞いちゃう。
多分いま嬉しくて俺相当赤いハズ。
「したんだけど裕太がしてくれたみたいな音がしないよー」
なんてAが可愛いこと言ってる。
分からなかったって言い張ったらまたAがちゅーしてくれて。
「おはよ、A」
ようやく起きてAを見る。
「…おはよ」
真っ赤になって照れてるAが可愛い過ぎて。
今度は俺から
舌を絡めるキスをする。
Aは何だか腕に力が入ってるみたいで
声を我慢してるのかな。
唇を離すと
恥ずかしそうな顔をしてるA。
可愛い。
チュッ、て音を立ててもう1回Aにキスをする。
そしたら「あっ」て顔をした後で
「ね、裕太」
「んー？」
「目、つぶって？」
「なに？」
「いいから」
って言うから目を閉じてみると
唇が重なって、チュッ、と音を立ててAが離れる。
「出来たっ」
Aが嬉しそうな声を上げるから目を開けてみると
「やっとチュッ、って鳴ったー」
ってAがものすごく嬉しそうな顔をしてる。
そんなキミにまた惚れ直しちゃう。
「音、立てたかったの？」
「うん」
「それと俺が目つぶんの関係なくない？」
「あいてたら恥ずかしくて出来ないもん」
「じゃあもっかい」
俺が目をつぶると
「もう鳴ったからいいよ」
なんてAが言うから
「まぐれかもよ？」
って言ってみると少ししてから
チュッ
て音を立ててキスの気配。
しばらくそのまま目を閉じたままでいたら
何回もチュッ、チュッ、てされて。
甘い時間過ぎて
ホントはもう恋人同士なんじゃないかって勘違いしそうになる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 603人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もち?太郎(プロフ) - shizuさん» 了解です！！無理せず頑張って下さいね！！フラグが来ても来なくてもいいお話なので楽しみにしてますっ！ (2019年11月5日 21時) (
レス) id: 3f59dac3ce (このIDを非表示/違反報告)
shizu(プロフ) - もち?太郎さん» コメントありがとうございます！フラグに答えられたらいいのですが…また得意のフラグパニックになってて他の話で立ててたやつ回収しわすれて今から書き直したくなってます(笑)回収忘れに気をつけなきゃです…。ぼちぼち更新していきます！ (2019年11月5日 21時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
もち?太郎(プロフ) - 1コメ失礼しますっ。相変わらず凄い面白いです...。個人的に玉ちゃんの言葉一つがフラグに感じましたっ！！これからも頑張ってください！ (2019年10月28日 9時) (レス) id: 3f59dac3ce (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：shizu
| 作成日時：2019年9月28日 4時
