特別な日に 12 ページ46
裕太が連れて来てくれたお店は
何を食べても美味しかった。
エビとクリームのパスタも
めちゃくちゃ美味しかった。
裕太のは大盛りになってる。
「俺ここでは特に大食いなの」
「分かる。美味しいもん」
「え?もうちょっと食べる?」
「いいの?」
ものすごく美味しいからもっと食べたい!
つい言っちゃうと分けてくれる裕太。
「今日2個目のプレゼントねー」
ニコニコしながら裕太が私のお皿にパスタを乗せて
「ふふふ、ありがとう」
「さらに3個目」
そうさらに言ってエビを乗せてくれる。
ずっとものすごく他愛も無い話をしていた。
私の家は山しか無かったから
木登りが得意って話をしたり
運動会でのかけっこが遅い話とか。
「俺も走るの得意じゃないんだー」
「え、意外」
「だからあんまりモテなかった」
「それは嘘でしょ」
ホントにどうでもいい話ばかり。
ものすごくのんびりした時間。
メインのお肉料理もすごく美味しかった。
「ちょっとトイレ行ってくるね」
裕太が行っちゃうからそこで初めて外を見ると
海がものすごく綺麗。
月明かりも綺麗で
遠くに船の灯りも見えて。
携帯で写真を撮った。
…待受にしよっと。
携帯を閉じたらフッと電気が消える。
「え!?」
どうしよう!
裕太大丈夫かな!?
なんて驚いてたら階段の所が少し明るい。
「♪Happybirthday To You〜 Happybirthday To You〜♪」
裕太か歌いながらケーキを持ってきてる。
「♪Happybirthday Dear A〜 Happybirthday To You♪」
私の目の前に置かれたのは小さなケーキ。
ハートのロウソクが1本立ってる。
「可愛いー!」
「んはは、でしょ?歳の数だけロウソクあると大きなケーキになっちゃうしね」
「確かに」
そんな大きなケーキ食べられないね。
「はい、A。ふーーして?」
裕太がそう言うからロウソクの火を消すと
すぐそばに裕太が居る。
「…お誕生日おめでとう、A」
そう言ってチュッて音を立ててキスをしてくる。
「4個目のプレゼント」
そう言ってはにかんで裕太が笑う。
「……どっちが?」
キスのこと?ケーキのこと?
つい聞いたら裕太がまた私の好きな優しい顔をしてる。
「キスもプレゼントにしていいなら、ケーキが4個目のプレゼントでコレが5個目のプレゼント」
そう言って私の唇に唇を重ねて舌を入れてくる。
…どうしよう、気持ちいい。
やっぱりコレもプレゼントだよ。
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もち?太郎(プロフ) - shizuさん» あら。まだガラの子いるんですね。びっくり...で私。ならガラケー使ってること知ってるならラボンて教えていいのではと思ったのですが。ドラッグストアで玉ちゃんがポスターみたいなのにいたらばれますか...と(笑) (2019年9月14日 20時) (レス) id: 3f59dac3ce (このIDを非表示/違反報告)
shizu(プロフ) - もち?太郎さん» さすがにガラケーじゃないとニュース開いたら絶対玉ちゃんに気づくし。私の周りに未だ頑固に携帯の子が1人だけ居ます。絶対不便だと思うんだけどなー…。 (2019年9月14日 17時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
もち?太郎(プロフ) - shizuさん» ほほー..え。ガラケー?え。ぐーぐ。えやh...えぇ... (2019年9月14日 2時) (レス) id: 3f59dac3ce (このIDを非表示/違反報告)
shizu(プロフ) - もち?太郎さん» 端末が違うんですね!なるほど! ベタな展開ですが気付くのはもう少し後の予定です。ちなみに彼女の携帯は特に出てきてませんがまだガラケーなんです。 (2019年9月8日 20時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
もち?太郎(プロフ) - あ。すみません!何気なくこちらで返信したのですが新しい端末です..(汗)咲良の方は壊れてしまったので...^^; (2019年9月3日 1時) (レス) id: 3f59dac3ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:shizu | 作成日時:2019年7月15日 12時