俺を拾って下さい 11 ページ22
「ねぇ」
たこ焼きを食べ終わってお茶を飲んでると
裕太が体を少しだけ起こして声をかけてくる。
「何？」
私まだ怒ってるんですけど。
「今日ここに泊まっていい？」
「は！？」
裕太の言葉にお腹から声を出して言うと裕太は笑ってる。
「そんなにリアクションする？」
「するに決まってるでしょ！？」
男の人が泊まるとか！
今までないんだから！！！
「もう今から帰れないしさー」
「え、でもだって親御さんは？」
「さすがにもう一人暮らしだもーん」
緩く笑ってる裕太。
「ね、ね、いいでしょー？泊めてよー」
「…布団ないもん」
「いーよ、俺ここで。なんか掛けるものだけ貸してちよーだい」
「まだいいなんて…」
言ってないのに
「あと大きめなTシャツとバスタオルもー」
追加で色々いう裕太はカバンから替えのパンツ出してる。
替えのパンツがすぐ出てくるとか
いつでも泊まれるようにしてるってこと？
誰にでも泊めてって言ってるのかな。
そりゃこれだけ綺麗な顔をしてたら
周りの人が放っておかないよね。
しかも「泊めて」って言ったら9割以上の人達が首を縦に振るんだろうな。
そんなことを考えてて
「あー、違うよ？」
じっと見ちゃってる私に裕太が言う。
「え？」
「今日ジム行こうとしたから替えのパンツあるだけだから 」
そう言って柔らかく裕太が笑ってる。
逆におかしいよ。
「ジム行くのに着替えも靴もないの？」
「全部借りられるの。でもさすがにパンツは嫌じゃん？」
サラッと返す裕太はどこか嬉しそうに笑ってる。
「何でそんなに笑ってるの？」
「え、だってA妬いてるんでしょ？」
そう言ってすごくニコニコしてる裕太。
「…違うもんっ！！」
「あははは、わかりやすっ」
裕太がものすごく楽しそうに笑ってる。
「俺はAに拾われたんだからAんとこにしかいないから大丈夫」
なにがどう大丈夫なのか意味が分からない。
「拾って帰ったからには飼い主にも責任が発生するんだからね？」
ニコッて笑う裕太。
結局うちに泊まることにした裕太はシャワーを浴びると爆睡。
多分私を待ってて疲れたんだろう。
…寝顔は天使なのに。
タオルケットを掛けて私もベッドに入る。
朝は私より早く起きていて。
「んふふーAの寝顔げっとー」
そう言ってスマホの写真を見せてくる。
確かにワンルームだからベッドも同じ部屋だけど。
…ずるい。
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もち?太郎(プロフ) - shizuさん» あら。まだガラの子いるんですね。びっくり...で私。ならガラケー使ってること知ってるならラボンて教えていいのではと思ったのですが。ドラッグストアで玉ちゃんがポスターみたいなのにいたらばれますか...と(笑) (2019年9月14日 20時) (
レス) id: 3f59dac3ce (このIDを非表示/違反報告)
shizu(プロフ) - もち?太郎さん» さすがにガラケーじゃないとニュース開いたら絶対玉ちゃんに気づくし。私の周りに未だ頑固に携帯の子が1人だけ居ます。絶対不便だと思うんだけどなー…。 (2019年9月14日 17時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
もち?太郎(プロフ) - shizuさん» ほほー..え。ガラケー？え。ぐーぐ。えやh...えぇ... (2019年9月14日 2時) (レス) id: 3f59dac3ce (このIDを非表示/違反報告)
shizu(プロフ) - もち?太郎さん» 端末が違うんですね！なるほど！ ベタな展開ですが気付くのはもう少し後の予定です。ちなみに彼女の携帯は特に出てきてませんがまだガラケーなんです。 (2019年9月8日 20時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
もち?太郎(プロフ) - あ。すみません！何気なくこちらで返信したのですが新しい端末です..(汗)咲良の方は壊れてしまったので...^^; (2019年9月3日 1時) (レス) id: 3f59dac3ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shizu
| 作成日時：2019年7月15日 12時
