主役登場 ページ17
デザイン画を見たり近況報告をして1時間経った頃
アコがやってきた。
「お待たせー」
「お待たされー」
アコは髪も乱れて顔がテカってる。
相当走って来たんだろうな。
「アコちゃんお疲れ様ー!」
「きゃー!ありがとう!!ハッピーバースデーって!!!」
Aちゃんに応えて壁の飾り見てびっくりしてる。
「正しくは明日だけどお祝いしちゃうー!」
「ありがとうーー!!」
手を取り合うアコとAちゃん。
「全部準備してくれたのAちゃんだよ」
「でしょうね!太輔は忘れてただろーね」
「あーあ、何歳になったのかなー?」
「私はハタチから年取ってないのー」
永遠のハタチってか。
…メンバーには永遠の16歳がいたな。
「とりあえず乾杯しよ」
とメニューを広げるマネージャー。
「生ー!」
「俺もー」
「ウーロン茶」
「はいよー」
マネージャーが注文してくれる。
「え?ウーロン茶なの?」
「うん、今日たまたま車なのー」
アコに答えるAちゃん。
今日の準備でって言わないとこが優しさ。
「そうなんだ!うぅーうちが広ければ泊まってって言えるのにーー」
「あはははは、あれは泊まれないもんね。今度寝袋持参で来るから廊下に泊めて」
Aちゃんもアコんちに行ったらしい。
あれは狭いよなー。
メニューを広げてAちゃんが言う。
「料理なんにも頼んでないから頼もー!何食べたい??」
「おススメは?」
「豚肉と野菜の蒸籠蒸し。これ静岡のお肉と野菜なんだよー」
「へぇー」
みんなでメニュー決めてるとドリンクが来て、
メニューをオーダーする。
俺はグラスを持つと、
「それではそれでは」
「「「アコちゃん誕生日おめでとうー!」」」
「ありがとうーーー!!!」
みんなで乾杯する。
「明日も遊べるんだよね?」
尋ねるアコ。
「おぉ、今日泊まって明日の夕方にストロベリースペシャル食べて帰るよ」
「あぁー、ストロベリースペシャルは絶対なのね」
アコが俺の言葉に引き攣る。
おー、引けばいい。でも食うぞ。
「明日どうしようね」
「車をこの近くで借りてるから海岸沿いを清水の方行って港の方でご飯か、浜松か伊豆まで行くのもありかなー、なんて思うけど」
アコがAちゃんに言うと、
提案してくれるAちゃん。
「どうする?」
「どれもいいな」
「だな」
俺とマネージャーは、
何処に行くかより2人がいることが大事なんだよな、多分。
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作者名:shizu | 作成日時:2018年10月16日 18時