期間限定。 M 7 ページ50
焼肉を食べに行ってから1週間が経った。
その日宮田係長は朝から居なくて
何となく不安で。
課長は朝から上機嫌。
あと1年半我慢すれば大丈夫。
言い聞かせながら仕事をしていた。
タイミング悪く仕事が終わるチャイムが鳴った時に電話が鳴る。
みんな忙しいフリをしてるから私が取ると
仕事の電話で
私が応対している間に皆帰ってしまう。
帰れるってことは
電話出れましたよね。
そして残ったのは課長と私。
タイミング悪く他の部は出掛けてるか帰ってるか。
電話を切ると課長が
「…なんの電話だった？」
言いながら近づいてくるから私は席を立ちながら
「問い合わせの電話でした。対応します」
答えを出す資料を取るためにすぐ後ろの書棚に向かう。
「…そんなに急いで仕事することないだろ？」
そう言って課長は近づいてくる。
「もう時間外なので手当も発生するので…」
課長から離れようと後ずさるけど
「手当を貰えばいいだろう？今日は邪魔な宮田係長も居ないし」
角に追いやられて逃げられなくなる。
…最悪だ。
今は誰もいない。
大声出しても誰も来ない。
「…これ以上近寄らないで下さい」
すごく嫌だ。でももう逃げ場もない。
涙が零れる。
「いいだろう？どうせ誰も来ないよ？」
課長がニヤニヤ近づいてきた。
課長が私の手を取る。
ゾワっとしたその瞬間、
バン！と誰かが入ってきて
ピカッとフラッシュのようなものが光る。
「はい！そこまでっ！！！」
宮田係長が息を切らして入ってくる。
「……課長、何をして、るんですか？」
息を切らしてネクタイを解きながら宮田係長が言う。
「別に何も？」
言いながら私の手を掴んでいた手をパッと離す。
「…Aさん泣いてますけど？」
「さぁ？私には関係ないけど？」
睨みつけながら言う宮田係長に課長がとぼけてる。
「…そうですか、ならいいんですけど」
なんて言いながら私と課長がいる近くの自分の席に鞄を置いて
「あれれぇ？」
すごくわざとらしい声を出す。
「何でかなー？今日打ち合わせで使う予定だったレコーダーがここにあるぞー？」
なんて宮田係長が言って私と課長にそのボイスレコーダーを見せて
「しかも電源入ったままだった！」
ニコッて笑う。
見ると『REC』って液晶画面に出てる。
青ざめる課長と笑顔の宮田係長。
「写真も撮ってるけど、どうします？課長」
宮田係長の言葉に課長がぐったりと項垂れた。
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shizu(プロフ) - mayumitsuさん» コメントありがとうございます！私もミツ担なのでどうしても北山さんの圧が強めになってしまいます。少しずつ更新しますのでよろしくお願いします！ (2019年4月10日 5時) (
レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
mayumitsu(プロフ) - こんにちは★こちらも読んでます(^-^)不器用な二階堂くんと、どうなるのか気になります。そして北山さんのiQOS、奪って吸える関係たまらんですね…!!!北山担なのでそこに興奮しました(;∀;)笑。 (2019年4月4日 18時) (レス) id: 90f4627b60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shizu
| 作成日時：2019年4月1日 8時
