お隣りさん S 6 ページ31
会社の帰り。
メインで使ってたお皿が割れちゃったから
お皿を買いに駅ビルで買い物。
大きくて気持ち深めで。
彼女が出来てもいいように2枚かな。
…むしろAちゃんとご飯食べたいな、
なんて考えながらお皿を見てると
トントン、と肩を叩かれる。
顔を上げるとAちゃん。
「わぁっ！」
びっくりして大きな声が出るとAちゃんも驚いてる。
「…ごめん！考え事したから」
「ううん、私もごめんね」
固まってるAちゃんをよく見るとネームプレートをつけてる。
「ここで働いてるんだ」
「うん。すごく真剣にお皿見てるお客様居るから探すの手伝おうかなと、思って見たら健永くんだったからびっくりした」
…言えない。
Aちゃんとのご飯を想像してたなんて。
「どんなお皿探してるの？」
「えっとねー大きめの少し深いやつで…」
なんて話してたらいつもより距離が近くて。
緊張してくる。
お皿を決めて一応2枚選んだ後
「そういえばその後元カレさん来た？」
元カレさんが家の前に居たのは3日前。
ドキドキしてるのを知られたくなくて言いながら距離を取りながら聞く。
「…ううん、来ない」
少し残念そうに首を振るAちゃん。
「そっか」
でも俺は正直ホッとしていた。
このままその人が来なければ
今まで通り一緒に買い物したり出来るんだし。
彼が会いに来て
もしAちゃんのとこに戻ってきたらこんな風に話せないし。
「ねえ、今日何時まで？」
「9時までです」
俺が聞くと答えるAちゃん。
時計を見るといま8時。
「ご飯食べて帰らない？」
「えっ？」
「美味しい定食屋さんかオシャレな和風居酒屋。どっちか行かない？」
断られたらどうしよう？
緊張する。
「定食屋行きたいっ！いいの？」
ものすごく顔を輝かせてるAちゃん。
「もちろん」
頷くと
「……やったぁー」
嬉しそうに笑ってる。
こないだの少し気まずそうな顔どうした？
ってレベル。
Aちゃんとお皿を選んでから仕事が終わるのを待って定食屋さんに行く。
行く道中も定食屋さんでの話もすごく楽しくて。
「今度は健永くんオススメのオシャレな和風居酒屋行きたい」
なんて言ってくれるAちゃん。
小さい頃に流行ったものとか話してて
定食屋さんで話し込んでて閉店時間。
「健永くんと話してると時間あっという間だね」
「また行こうよ」
こうして定期的にご飯にも行くようになった。
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shizu(プロフ) - mayumitsuさん» コメントありがとうございます！私もミツ担なのでどうしても北山さんの圧が強めになってしまいます。少しずつ更新しますのでよろしくお願いします！ (2019年4月10日 5時) (
レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
mayumitsu(プロフ) - こんにちは★こちらも読んでます(^-^)不器用な二階堂くんと、どうなるのか気になります。そして北山さんのiQOS、奪って吸える関係たまらんですね…!!!北山担なのでそこに興奮しました(;∀;)笑。 (2019年4月4日 18時) (レス) id: 90f4627b60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shizu
| 作成日時：2019年4月1日 8時
