この想いの結末は 8

ただ幸せで ページ15

結局泡風呂にして2人で浸かる。


「やっぱりアコちゃんのお店のっていい匂いするよね」

泡風呂の中でAが言う。
泡風呂の素がアコの店のやつだった。



「まぁ作ったのはアコじゃないけどね」

「あはは、そうだけど」



泡を手に乗せてふーって吹いて俺に向けて泡を飛ばす。



「こーら。泡を人に飛ばさないの」

「…はぁーい」

俺が怒ると不満そうなA。
少し拗ねてるから

「ほら、おいで」

って腕を広げたらAはすぐに飛び込んでくる。



「ね、太輔」

俺の腕の中のままAが声をかけてくる。

「ん？」

「約束してくれたLINEだけど。毎日くれなくていいから」

Aが俺にもたれながら言う。



「…ごめん、全然送れてないもんなぁ」

「毎日くれるって言われると楽しみにしちゃうからダメ」

「はーい」

今度は俺が拗ねる。

「その代わり会えた時はこうやって甘やかしてくれればいいから」

そう言って抱きついてくるから。
いくら泡風呂とはいえ裸だし色々当たる。



「ねぇA分かってる？」

「何が？」

「色々当たってるけど」

「……」

何も言わなくなるA。



何かを言おうと口を開きかけた瞬間、キスで塞ぐ。
そしてそのままAの胸に触れる。

「んっ」

Aが反応してる。



あー、この感触。
久しぶりでずっと触っていたい。



キスの舌を絡めると

「んっ…んーっ…ふっ…」

少し大変そうなA。



胸の先端を弄ると唇を離して

「やぁっ…んっ…」

可愛い声を出す。




「…かーわいいっ」

「またのぼせちゃうよ太輔」

「…それは困る」

俺は弄るのをやめるとAを抱えて立たせる。



「後はベッドでね」

耳元で言うと恥ずかしそうに抱きついてくるA。
色々当たるからまた触りたくなる。

そうなる前に一緒にバスタブから出ると泡を流す。

「ドライヤーしよ」

「うんっ。太輔のドライヤー好き」

ふにゃって笑って可愛く言うからまたいじめたくなる。



「俺はこれも好き」

Aの耳を甘噛みする。

「やっ」

可愛い反応のA。



「あー、可愛い」

言いながら耳の甘噛みを続けてたまに耳に舌を這わせると

「…たいっ…んっ…無理っ！立ってらんないっ」

一生懸命逃れようとしてるけど俺が離さない。
そして倒れないように思い切り抱きしめる。



「後でいっぱいしよーね」

「…知らないっ」



耳元で言うと真っ赤になるA。



…でも結局疲れて寝ちゃうことになるんだけど。

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