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一心同体 5 ページ40

栄養ドリンク、美味しくないから
後味苦いかな。



「水、飲みます?」

私がペットボトルの水に手を伸ばすと、

「いやいいや。この方が効きそう」

今度こそ布団に入りながら言う北山さん。

絶対苦いよ。
…でも確かにその方が効くかも。

私は行き場をなくした伸ばした手を引っ込めた。



「ゼリーとか冷蔵庫入れてきますね」

私はキッチンに向かうとゼリーとかを入れて、冷えピタも1袋冷蔵庫に入れた。



戻ってくると、スマホを充電してる北山さん。

「喉は痛いですか?」

「…少し」

声を掛けると、北山さんの眠そうな声。



乾燥してるからかな。
濡れマスクを準備する。

「これ、寝てる間つけといて下さい」

「ん」

北山さんはマスクをつけて布団に肩まで入った。



「じゃあ、明日9時から仕事なので朝6時に1度連絡します。熱次第で念の為病院行きましょう」

「ん」

「じゃあ、私帰りますね。鍵は閉めてからポスト入れますんで」

立ち上がって北山さんが床に置いた鍵を拾って私が言うと、

「…いい」

首を振る北山さん。



「それ、そのまま持ってて。明日の朝ここまで迎えに来て」

言っていつも車で寝るポジションの横向きになった。



…ここまで?

まぁいいか。



「わかりました。ここまで来ますね」

「ん」

北山さんに貸してたコートとストールを巻くと立ち上がった。



「じゃあ、おやすみなさい」

北山さんへぺこりと頭を下げた。

「おやすみー」



そのまま部屋を出ようとしたら、

「A」

呼ばれて振り返る。




「今日、マジで助かった。ありがとう」

「いえ、お大事にしてください」



改めてぺこりと頭を下げて、部屋を後にした。




明日、熱があってもなくても北山さんは仕事をする。


そうなった時に、私がやらなきゃいけない事は。




私は北山さんのマンションの、結果警備員じゃなくてコンシェルジュさんとわかった人にお礼を言って、明日も少し停める話をする。

30分以内なら予約は不要らしいけど、一応6時から7時まで予約しておく。





そして初めて高級スーパーに入る。


なかなかお高いものたちに目眩がしながら、りんごとしょうがを買う。



後は明日次第だな。

一心同体 5 ki→←一心同体 4 ki



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咲良(プロフ) - shizuさん» いえいえ〜お役に立てたのなら光栄です(*´ー`*) (2019年2月3日 0時) (レス) id: 29a9983703 (このIDを非表示/違反報告)
shizu(プロフ) - 咲良さん» 栄養ドリンク、他のページだけ直してここ直してませんでした!ありがとうございます! (2019年2月3日 0時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
咲良(プロフ) - 本気でリンクするのが楽しみです! (2019年2月2日 22時) (レス) id: 29a9983703 (このIDを非表示/違反報告)
咲良(プロフ) - shizuさん» じゃあこの想いの結末は の主人公ちゃんの親友ちゃんへ一方的な片想いの時期でしょうか。あるある...本気で泣いてますよこれあるあるで(笑)栄誉ドリンクになってますよ〜一番最後の両サイドでこれと薬と栄誉ドリンクがあれば最強だなって...これはみっくんが先に惚れ? (2019年2月2日 22時) (レス) id: 29a9983703 (このIDを非表示/違反報告)
shizu(プロフ) - 咲良さん» この想いの結末は の前の年の年末の設定なので武田さんはやっぱり怖い設定です。背が高い女の子あるあるをいくつか入れつつ進めていこうと思ってます! (2019年2月2日 19時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:shizu | 作成日時:2019年1月13日 14時

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