序章 2 ページ2
「は？アイドルグループのマネージャー？」
私は思いっっきり顔をしかめた。
「そー。グループのほぼ個人」
上司の山本さんは髭を触りながら言う。
「私が？」
「そう」
ポカンとしてる私に山本さんは苦い顔。
「確かうちの事務所は男の人がつくんじゃなかったんでしたっけ？」
天下のジャニーズ事務所だよ？
若い男性メンバーに女性つけるとか面倒じゃないの？？
「いま色々うるさいんだよ、男女平等がどーのこーのって」
山本さんが苦い顔で言う。
…あー、なるほど。
いまうるさいもんね。
察した。
「チャラチャラした女の子つけるとソイツもファンも面倒だろ？」
「…山本さん、もう少しオブラートに包んだ言い方してくれませんか？」
山本さんは私の上司になって5年。
歳も10歳離れてるからお互いそんな対象ではない。
そもそも事務所が事務所なので、実際出会い目的で入社する子も居たりするので
後から面倒なことになって大変な思いをしたもの同士の変な結束はあり、仲はいい方だ。
「そこへ行くとAはうちのアイドル見ても顔色1つ変えず淡々と仕事するし、周りもお前なら変な気も起こさないと…」
そこまで言ったら私がジロっと睨んだんで山本さんは首を竦める。
今の私の仕事は本当に雑用だから、
事務仕事からコンサートスタッフに、マイクロバスでの現場への送迎から経費の処理まで何でもやる。
欠員が出てコンサートグッズのスタッフもやったなー。
でも気を遣う系の仕事あんまりしてないし
アイドルにガッツリついたことないんだけど大丈夫かな？
「…まぁとにかくついてくれってさ」
急に説明が雑になる。
「はあ。誰に？」
「Kis-My-Ft2の北山宏光」
「…あー」
キスマイか。
感じいいよね。
まぁうちの事務所の子たち基本みんな感じいいけど。
私のような下々の者にも挨拶してくれるし。
「歳もそんな離れてないだろ？」
山本さんは言う。
多分キスマイは同年代のはず。
「それより何より仕事って何するんですか？今まで事務雑用しかしてないですケド」
「プラスそれに運転とスケジュール管理」
…出来るかな。
「Aなら出来るだろー、って俺も言った手前、ちゃんとやってきて欲しいわけ」
「…何ですかその俺の顔を潰すな的な」
「まぁそーゆーこと。俺の出世に響くからちゃんとやってこいよ」
山本さんはそう言うけど、多分出世とか気にしないタイプ。
普通に私なら出来るって推薦してくれたのを感じた。
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咲良(プロフ) - shizuさん» いえいえ〜お役に立てたのなら光栄です(*´ー｀*) (2019年2月3日 0時) (
レス) id: 29a9983703 (このIDを非表示/違反報告)
shizu(プロフ) - 咲良さん» 栄養ドリンク、他のページだけ直してここ直してませんでした！ありがとうございます！ (2019年2月3日 0時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
咲良(プロフ) - 本気でリンクするのが楽しみです！ (2019年2月2日 22時) (レス) id: 29a9983703 (このIDを非表示/違反報告)
咲良(プロフ) - shizuさん» じゃあこの想いの結末は の主人公ちゃんの親友ちゃんへ一方的な片想いの時期でしょうか。あるある...本気で泣いてますよこれあるあるで(笑)栄誉ドリンクになってますよ〜一番最後の両サイドでこれと薬と栄誉ドリンクがあれば最強だなって...これはみっくんが先に惚れ? (2019年2月2日 22時) (レス) id: 29a9983703 (このIDを非表示/違反報告)
shizu(プロフ) - 咲良さん» この想いの結末は の前の年の年末の設定なので武田さんはやっぱり怖い設定です。背が高い女の子あるあるをいくつか入れつつ進めていこうと思ってます！ (2019年2月2日 19時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shizu
| 作成日時：2019年1月13日 14時
