【○魂】＿求められるのなら＿『男主』

十四戦 ページ16

貴方「今日はいろいろありがと。」

あれからあいつはふざけることもなく俺の物件探しに手伝ってくれた
まぁ仕事だろうから当たり前だけどもあいつが真剣にやってくれたことに俺はびっくりしている
いつもはチャラチャラしたあいつが仕事になると熱心なんて考えられない


雷「じゃ、ばいばーい！今度またお願いね！」

貴方「 あぁうんわかったじゃーな」


テキトーに返事をし歩き始める。なんと言ったらいいのかただ俺は今日物件を探しに来ただけで今日泊まる宿のことなんて考えてもみなかった
バカだな俺、うん、バカだな


「Aちゃァアアアん！！」


勢いよく俺にタックルしてきたバカ
なんで来たこいつ。仕事だろ


雷「どうせ、後のことなんか考えずに物件さがしにきたんでしょ？今日一晩泊まっていきなよ」

貴方「嫌だね」


こいつは万年発、情期みてーなヤツだぞ、、一晩の間に何されるか知ったもんじゃねえ
抱きついてきている雷を剥がし歩き始める。

付いてくるなと言っているのに付いてくる雷は犬みてえだ。


貴方「あー、お前いいから帰れ、自分のことくらい俺だってできる」

雷「えー、やーd「貴方)帰れ」うぃっす」


半ば無理矢理だったがあいつを帰らせることに成功した。
寝泊まりするところがないのは変わらぬままだが、、、


長谷川「………」

貴方「…………」


いけないやつと目があった気がする。
え、なにこいつ、なんでダンボールのなかで寝てんのなんでグラサンなの


長谷川「………」

貴方「…………」


俺はなぜか吸い込まれるように長谷川さんの隣に座り込んだ。


長谷川「………」

貴方「…………」


無言は変わらずだが寝泊まりするところは出来たぞ、、、！


ビリビリビリッ

長谷川さんの優しさなのかダンボールを半分に千切り俺にくれた
それを尻の下に敷きすわる

貴方「…………ども」

長谷川「…ああ、どうってことないさ」

惨めな気分だな、、、

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