【○魂】＿求められるのなら＿『男主』

十一戦 ページ13

貴方「んで、急にどした？銀時が誘ってくるなんてめずらし」


新八君と神楽ちゃんを新八の家に泊まりに行かせ雷は仕事で帰っていった
よって銀時と俺の万事屋で二人っきり

予想だにしていなかった銀時からの誘いに少々戸惑っている
幼馴染みとなんて慣れねえし、慣れたくもない


銀時「お前はあの仕事楽しいか？」

貴方「え、んまあ。ああやって金稼ぐのも結構いいと思うぜ？」


思ったことを言うと銀時の目が真っ直ぐ俺の方に視線を向ける
もしかして嫌われたかも知れない。
先生の時のように後悔してしまったらどうしよう


貴方「気に触ることしちまったみてえだし、、、お前の望むように俺を使ってくれ」


幼馴染みとこうするなんて思ってもみなかったな、、、
銀時が手を伸ばしてきた。そのまま行為に至るかとおもったら俺の予想を裏切る事がおきた


パシンッ


銀時の手は俺の頬に平手打ちをした


貴方「え……」

銀時「お前のそれは間違ってる。人の機嫌を直そうと身を張って身体を売ろうなんて可笑しい」


ジンジン痛む頬を手で抑えだまったまま銀時の話を聞く


銀時「お前のやってる事はただの相手のご機嫌取りだ。自分が後悔しないように、独りにならないようにしているだけ。ただの我儘じゃねえか」


銀時の手が平手打ちされた頬にそっと添えられる
悪かったな
と俺に謝罪しながら頬を撫でる


銀時「もう、あんな仕事やめねえか、、、こんな事も」


割れ物を扱うように俺を抱きしめ言った銀時


貴方「……ああ」


俺は間違ってたのか

十二戦→←十戦

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す