俺のとこにおいで 2 【灰谷蘭】

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そんな純粋な彼女は、

何気にこの反社に好かれてるらしい。











仕事も、プライベートも。


ON/OFFで切りかえ信頼を得る彼女は、

兄貴には勿体ないんじゃないか、と何回か思ったが







兄貴も変わったらしい。


尽くしに尽くしてるし、仕事以外で女気はひとつも無く
まぁ、案外落とすの長かったしな…なんて

幸せそうな兄貴を見て、




少し俺も嬉しかったりする。
















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「竜胆ー、今日Aちゃん来るわ」



「おー。」








なんて。オレもオレで何気に一緒にいると楽しいし、

















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『ばーん！！！』



「はは、かわいー。でもそれ当ててんの竜胆」



『…あれ。』



「なんで俺撃たれてんの？」




『…解釈違いでした』



「使い方間違ってんぞ」














普通に泊まりに来るし、普通に遊んでる。

ちゃっかり才能見せる佐倉とか、














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「うわ下手かよ」



「三途お前なんでここにいんだよ」



「…ここに佐倉があるから」



『…いつから物に』











佐倉がいるから。って普通に入り込んで

三途も含めて、普通にみんなでゲームしたりとか、
















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「…なぁ佐倉こいつの情報頼みたいんだけど」



「だからなんでお前らここにいんだよ」



「…ここに佐倉がいるから」



「似たようなこと言ってんじゃねぇ」













部屋に居ない時はここにいると知ってるからか、

普通に入り込んでくる九井とか。









…いや、何気みんな好きじゃん。
気に入ってんじゃん？


なんて思ったが言うと兄貴がめんどくさいので言わない。
















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「明日仕事終わったらみんなで寿司行くか？」



『…おすし！』



「明日スクラップだろ」



「別に気にしねぇ」



「流石に血落としてこいよ」












九井の提案で、
たまに皆でどっか食べに行くし。

















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「誰運転する？」



「オレするか＿＿」



「三途はやめとけ、おまけで何台サツ着いてくんだよ」



『私しますよ…！』



「じゃあ帰り俺するよ」











あの事件以降、
三途が運転する時はひとりの時にしてくれ、と。




毎度サツ着いてこられても困る…と言っても、

兄貴もテンション高い時と機嫌悪い時はサツ付き。








まともなオレと佐倉で、往復運転。

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