俺のとこにおいで 2 【灰谷蘭】

▪．＿12 ページ12

．








そしたら「いいね、行こ〜」となって、






お仕事終わりの三途さんとその場にいた竜胆さんと、

(蘭さん曰く)お財布のココさんも一緒に行くことに。









『運転しますよ』と言ったら、

どこかわかんないだろ？俺がやるぜぇ！！と乗り気で言う三途さんに任せました。







なんてこれが失敗で。



















『三途さん“ッ！！！！！！！！』



「ヤク中てめぇ殺す…っ」



「おーおー捕まっとけ〜？怪我すんなよ♡」




「ッお“ぇ…」











泣きながら叫ぶわたしと、その他幹部。








三途の運転はやめとけ。と言われたが、

薬飲まないならいいんじゃね。
ということで三途さん運転になったのだが、







運転する前に薬を飲み始めて、ハイになってこうなった。












赤信号であれ、黄色信号であれ、

速度もお構い無しにぶっ飛ばす三途さんの車の後ろには、ファンファンと鳴りまくるパトカー。
















「捕まっとけよぉッ！！！！！！！！」










なんてどこぞのドラマだよ。とツッコめる余裕もなく、



少し酔いそうなディ〇ニーアトラクションを乗ってる感覚を維持し、虚無でいました。



















『…う“っ』









到着には、蘭さんは静かにブチ切れ、
竜胆さんは普通にブチ切れてた。





わたしは蘭さんに抱えられ、

ココさんは竜胆さんに肩を貸されて出ました。















さすがにこんな体験初めてすぎて、ふらっふらだったので「危ないから。」とおぶられました。









蘭さんほんとこういうとこイケメンなんです。



これがモテる男…なんて小さく呟けば、
「Aちゃんだけだぞ〜？」って。











…ほんとこういうとこ！！！！！！！

こんなのコロッと気持ちも傾いちゃうよね？？







なんて思いながらちゃんと着きました。



















あ、パトカーはいつの間にか居なくなってました…！

▪．＿13→←▪．＿11

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す