【ヒプマイ】無痛のアイ情【神宮寺寂雷】【男主】

無痛8 ページ9

久しぶりにゆっくりして、ゴロゴロしていたら

外は暗くなっていた

元々そんなに食が好きというわけではなく

昼を抜く事がほとんどだった為、

じゃ、じゃくらい？が作り置きしてくれた飯を食べていなかった

それに関しては、申し訳なかった…


ガチャ、と玄関のドアが空いた

帰ってきたのか…

「………。」

顔を覗かせると、じゃくらいと目が合った

彼はニコッと微笑んで、

寂雷「ただいま」

と言った

「…？

ぉ、おかえり…？」

ぎこちなく返事をする俺に、寂雷は微笑みと違った笑みを見せた

寂雷「ふふっ、何だか不思議な感じがするね。」

「……普通は、こう返すんだろ…？

違ったか…？」

寂雷「合ってるよ。ただ、今まで1人だったから

変わった感じがしてね。」

…まぁ、じゃくらいと俺の歳は

だいたいだが、親と子だもんな…


じゃくらいはリビングに足を運ぶと、テーブルを見た

寂雷「？昼食が残っているね…

口に合わなかったかい？」

「………違う……

三食食べるって事…体が慣れてないから、食えなかった……

ごめん、なさい……。」

寂雷「…そっか…

それじゃあ、少しずつ慣れて行こうね

急に食事の量を増やしたら、胃を壊してしまうかもしれないし…」

心配しながら、俺の頭を撫でた

じゃくらいは、仕事で疲れているというのに

夕食を作ってくれた



たいへんそうだな……



それでも俺に気を使ってくれたじゃくらい


あぁ、ダメだ…


この人の…じゃくらいの優しさに溺れそうだ

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