【ヒプマイ】中王区の天然党員【中王区】【女主】

4.言語の違い ページ5

「………。」

今私の手元にあるのは、報告書

警察官の中でも上位の役職にいる身としては

報告書を読むのが大変だ。

何故なら私は…

「入間、これ何て読むんだ？」

「「覆い被る」」

入間「おおいかぶる、ですよ。

まだ読めないものは多そうですか？」

「う…悪いな…。簡単な物とドイツ語と英語なら読めるんだが…

カンジがまだダメだ…。」

入間「そうですか。でもまぁ最初の頃よりはマシになったと思いますよ。」


私は、カンジが読めないんだ。

ドイツから日本に来て5年

高校生の時は英語の成績がトップの代わりに

現代文は赤点当然。

母方が名所ある家で、日本の発音は覚えたが

読み書きが滅法弱かった。

あ、ちなみに日本の文化だと生花ができる。

どうだ、すごいだろ？

「難しいのは入間のおかげだ。

感謝している。」

入間「教える程度、造作もありません。

むしろドイツ語の方が珍しいと思いますよ。

簡単なものでも教えていただきたいくらいです。」

む、そうか…ドイツ語か…

お礼に一個くらい教えてやるか。


「ich liebe dich.」


入間「？？それはどういう意味で…。」

「これはだなｰ部下「嬉龍院警視監！少々お時間よろしいでしょうか！」…あぁ、わかった。

悪いな、入間。意味は発音を元に調べてくれ。」



私を呼んだ部下についていき、その場を後にした。

この後、入間が意味を知り、どのような意図があるのか考え始めるのであった。









「(愛してる、は少し難易度が高かっただろうか…。)」




もう少し簡単な「こんにちは」みたいな奴にすれば良かったな。


あ、父さんから「愛してる」は易々と言ってはいけないと言われたな、昔…

まぁ大丈夫だろう。入間なら

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