鍋ちゃんTV

壁丼大盛り(台本書き) ページ9

壁ドンよりもカツ丼が好きです！
…いや、壁ドンされもたい。
＊
天草四郎と島原DE乱れ隊の場合。

四郎「ファンイベントで壁ドンするってどーだろう！」
大矢野「…もう流行り終わったよ。」
四郎「え？」
大矢野「すっごく良いと思う！きっと四郎の前にファンの行列できるよ！僕と違って…」
森君「四郎が壁ドンしたらファンの人、前見えないね！」
四郎「何で？」
森君「襟が眩しくて！」
大矢野「ﾌﾞｯﾌっ」

四郎「…何で？」

＊

天正遣欧少年使節の場合。

マンショ様「僕たちは壁ドンだなんて野蛮なことしませんよ。」
ミゲル･マルチノ･Julian「ですね。」
Julian「…あれ？でもこの前ミゲル、壁ドンしたって言ってませんでしたか？」
マンショ様「what!?」
ミゲル「僕はそんなことしません。」
Julian「でも、合コンでウケがいいって。」
マンショ様「really!?」
ミゲル「合コンの時は、清左衛門です。」

マンショ様「ｵｰﾏｲｶﾞｯ」

＊

信長と蘭丸の場合。

「俺もおらんにやーろおっ♪」
「信長さん」
「ん？」

ドンッ

振り返った瞬間、壁とおらんに挟まれた。
これって壁ドン!?でも、

「ら、蘭丸…怒ってる？」
「怒ってなんかいませんよぉ。何でですか？」
「だって、壁をドンッって」
「やだなー信長さん、流行りの壁ドンですよ？」
「いや…壁ドンって普通パーでするよね？蘭丸、それグー…」
「アレンジですよ。」

俺が知ってるのとちょっと違うぅぅぅ!!
でも蘭丸がアレンジだって言うならアレンジなのか。…なのか？
いや、真っ直ぐに俺を見る蘭丸の目が完璧に怒ってるぅぅぅ�・

あ、でもやっぱり蘭丸可愛い。
あれ、なんかドキドキする。

「あの、ごめんね？」
「何がですか。」
「えっと…どれだろう？」
「迷うほどあるんですか!!?」

蘭丸の顔がさっきより近づいた。
拳が壁にめり込んでるぅぅぅ!?

「わぁぁごめん！ごめんね蘭丸ぅー!!」

怖い!!でも可愛い!!可愛い!!アイホォンほしい!!

あぁぁなんかバクバクしてきたぁぁぁ

…

「うしろ、壁ドンっていいな。」
「どうしたんですか信長さん。」
「いや、この間さ蘭丸に壁ドンされちゃってぇ�・」
「へぇ、蘭丸からですか。」
「蘭丸の拳が俺の顔の真横の壁を殴ってからずっとドキドキしてたんだけどさ。」
「ん？」
「拳が壁にめり込む度にドキドキも速くなって。むしろバクバク。ドキドキを求める女子の気持ちわかっちゃったよ�・」

「いや、そんなドキドキ女子求めてないで？」

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