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平成赤穂事件1 ページ12

※設定捏造※
・主税の母は主税が4歳の時に死んでいる。
・主税とやすすは仲がいい。
・くららとやすすは親バカ。
･年齢の価値観のズレ。

＊

2015！四月一日。
事件は起こった。

くらら「吉良さん囲碁強いっすねー。」
きらら「見た目は20代だけど実際は60超えてるからねー。」

討つ者と討たれる者の間に流れる平穏な空気。

やすす「くららァァァアｯ!!!!!覚悟ォォォオ!!!!!!」
くらら「えぇｯ!?」

それは楽屋へ突如討ち入りしてきたやすすによって壊された。

くらら「なんでぇ!?俺たち吉良さんを討ちたい同志でしょ!!対象が違うゥゥゥウ!!」
きらら「え、君たちまだ俺のこと討とうとしてるの？」
やすす「主税を泣かせただろォォォオ!!!!!」
きらら「あれ、シカトかな？」
くらら「はぁ!?主税が泣いた!?誰が泣かせたんだ!!!!!」
やすす「お前だァァァア!!!!!」



きらら「…とりあえず、一回落ち着かない？」

＊

ミュージックトゥナイト楽屋(やすす、主税同室)にて。

主税「俺、父さんの本当の子じゃないって言われた。」
やすす「ﾌﾞﾌｩｰｯ!!はぁ!?(驚)」

主税の突然の言葉にお茶を吹き出した。

主税「本当はやすすの子なんだって」
やすす「はぁ!?(嬉)」

え、そうだったの？主税俺の子だったの？…じゃあ今度からやすすじゃなくてパパとか呼ばれちゃうの？…まいったなぁー♪

…いや待て！俺主税の母さんとそういうことした覚えないぞ!?

主税「まぁ、父さんがついたエイプリルフールの嘘なんだけどね。」
やすす「はぁ!?(驚)」

主税「この部屋暑いね。」
主税は頬を流れるそれを何度も手で拭った。

主税「父さんセンスないよね。って、父さんのセンスの無さをグチりたかっただけ。ごめんね。あっつー。」
やすす「…冗談でもそんなこと言われて、悲しかったな。」
主税「え、悲しい？僕は笑い話を」
やすす「お前、気づいてないのか？…泣いてるぞ。」
主税「えっ」

主税は自分の頬を伝うそれの出所をたどる。
額ではなく目だった。
汗ではなく涙だった。
気づいた瞬間、心も気づいてしまった。

「ははっ…そっか、僕悲しかったんだ…馬鹿、だね。こんなことで泣くなんて…弱いな…」
「主税は弱くないぞ。お前は、母上が亡くなった時、泣く大石の隣で「僕がお父さんを支えるんだ」って、泣くの我慢してた。主税は強い子だよ。」
「やすす…」

主税はさらに泣きだした。
力強い同志だが、まだ14歳なのだと気づかされる。

「他にも何かあるんだろ？聞くぞ。」

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