ふわふわ天然系3 (ページ16)

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大谷「なるほど」

言い返しかけた時、翔平の顔つきが変わった。

西川「翔平？」
大谷「なんであなたの周りに友達いないのかなってずっと思ってたんですよね。
普通、お見送り終わってドレスのままここにいたら、誰かしら写真撮りに来たり話に来たりしますよね？
なのに、誰もいない」
従姉妹「…」
大谷「性格悪いからなんですね。さっきお見送りしてるところも見てたんですよ。
まさか、西川さんとAさんの従姉妹だとは思ってなかったけど、皆素通りだったし。
あ、もしかしてあのお友達って西川さんを出しに使って呼んだとか？」

翔平よ…大正解です。そして、怖いです。

従姉妹「何なんこの人…私の結婚式やで…」
大谷「僕はあなたの結婚式に来たわけじゃない。
Aさんに会いに来たんです。
そんな性格だから結婚出来ないってAさんに言いましたよね。
よく、その性格で結婚出来ましたね。
Aさんは誰からも愛される素晴らしい人です。
あなたと違って」
西川「翔平、そのぐらいにしとけ」

淡々と静かにキレるからマジで怖い。

大谷「でも…！」
西川「Aがちょっと怖がってる。
いつものお前じゃないから…」
大谷「あ…ごめんなさい！Aさん…」
「大丈夫です。ありがとうございます、大谷さん」
大谷「なんかイラっとしちゃって…こんな所見られたくなかったな」
「大谷さんってキレると怖いってのがわかったんで、今後言動には気をつけます」
西川「俺も」

2人でペコリ。

大谷「ちょっとー！」
「んふ！さ、飲みいこー」
西川「やな」
従姉妹「…」

あ、まだおったんや。