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心中 ページ8

「これが最後になるね。」
と君が言った。
「そうだね。
夕焼けを見るのも海を見るのも、最後だね。」
と僕は答えた。
ふとすると君は泣いていた。
はたはたと涙を落とし
その一方で晴れやかに笑っていた。
死を目前に構えた人というものは
どうしてこんなにも美しいのだろう。
そんなことを考えながら君の髪を梳いた。
「最後だね。」
「ああ。」
波がざわめく。
「これっきりね。｣
「ああ。」
風がうなる。
「さよなら。」
「さよなら。」
僕と君は手をつないで
さよならさよならと言い合いながら
海の中心へと歩いていった。

光の色→←金木駅にて



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設定タグ：短編集 , 海月水族館 , オリジナル作品
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海月水族館(プロフ) - 名無しさん» お洒落……とは初めてです。ありがとうございます。嬉しいです。 (2017年2月26日 18時) (レス) id: 0f46b2e04c (このIDを非表示/違反報告)
 名無し - とってもお洒落で心惹かれました！応援しています！ (2017年2月25日 21時) (レス) id: ddc9973d76 (このIDを非表示/違反報告)
 海月水族館 - 有り難う御座います！！コメント、とても嬉しいです！ (2015年11月13日 17時) (レス) id: d30813183d (このIDを非表示/違反報告)
 氷月 - 面白いです！頑張って下さい！！ (2015年11月12日 22時) (レス) id: 7f8ae64748 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名：海月水族館 | 作成日時：2015年11月7日 16時

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