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姉「じゃあA、ミニュルの事お願いね!」
「任せて!楽しんで来てね!」
今日私はオンニにミニュルの子守りを頼まれた。
「こんな日にテグナいないなんて残念ね、ミニュルー」
今日は皆仕事でいない。
「さぁ、ミニュル!遊ぼうか」
まだ喋れないミニュルにひたすら話しかけてみた。
「私の事、おばさんなんて言わないでね。
ヌナって呼んでね。
テグナの事はおじさんでもいいよー
ミニュルもテグナみたいなカッコ良くて優しい男の人になるんだよーいい?」
ミニュルはずっとニコニコしている。
「本当にわかってるー?」
一頻り遊んだ。
「暇だね、ミニュル。テグナのとこ行く?」
なんて言ったけど、あの日以来TV局には1度も行っていない。
でも今日は行けそうな気がしていた。
マネおっぱにメールをすると来ても大丈夫だと言ってくれた。
皆には私が行く事は秘密にしてもらった。
「よし、行こう!」
抱っこ紐をつけ、家を出た。
ーーーー
TV局の前まで来たけどなかなか入れない。
心臓がドキドキしている。
「ごめんね、ミニュル。ドキドキ聞こえてるよね」
ミニュルに話しかけると笑ってくれた。
「ミニュルがいるから大丈夫よね。あの子いないもんね!よし!入るよミニュル!」
TV局の入り口に入るとマネおっぱが待っていてくれた。
マ「A!」
「あ、おっぱ!」
マ「なかなか来ないから心配したよ。1人でよく来れたな」
「1人じゃないよ!ミニュルと来たの」
私がそう言うとマネおっぱはミニュルの頭を撫でてくれた。
マ「さぁ、行こうか」
「うん!」
やっぱり廊下を歩くのは少し怖い。
すれ違う女性アイドルたちが怖い。
「大丈夫。ミニュルが守ってくれてる」
そう自分に言い聞かせながら歩いた。
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作者名:ななななん | 作成日時:2015年10月6日 0時