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友達と遊んでいたら帰りが遅くなってしまった。
電車を降り時計を見る。
「22時か…」
帰りが遅くなる時は必ずタクシーに乗るように言われている。
「タクシーつかまらない…」
週末ということもあり、なかなかタクシーがつかまらない。
このままではどんどん帰りが遅くなるので、仕方ないけど歩くことにした。
ーーーー
さっきから男の人が距離を保ちながら後ろを歩いている。
はじめは気のせいだと思ったけど、私がゆっくり歩くとそれに合わせ、少し早歩きするとまたそれに合わせる。
怖い…
テグンに電話をかけるけど、出ない。
今日の皆のスケジュールを頭の中で思い返す。
テグン、ウォンシクは深夜まで。
ハギョンも遅い。
ホンビンなら帰ってるかもしれない。
とりあえず、近くのコンビニに入る。
これで通りすぎてくれたら…と外を見るとまだいる。
HB【もしもしヌナ?】
「ホンビナ今どこ!?」
HB【ん?家に帰ってるけど…ヌナこそ今どこ?】
今の状況を説明する。
HB【はぁ!?なんでタクシー乗らないの!!】
怒られて当然だ。
HB【とりあえず今から行くからジッとしてて。テグニひょんにも報告するからね!】
ですよね…更に怒られる…
あの男の人より怖いよ…
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作者名:ななななん | 作成日時:2015年8月26日 0時