参考書32冊目 ページ35
ｼﾏ｢お待たせ！ほい、あがりー｣
ｳﾗ｢ん、、おじゃまー｣
結局、求めた答えは自分の中では生まれず
むしゃくしゃしたまま部屋の中へ
中の造りは自室と何ら変わらず
目に付くならキッチンが綺麗な事だろうか
ｼﾏ｢⋯綺麗だな｣
ｳﾗ｢だな｣
96｢そんな、照れるやん///((｢｢は？｣｣おい｣
こんなほのぼのとした室内
そこにふわふわとした声が聞こえてくる
ｿﾗ｢あれ、うらたくんだ…坂田なら帰ったよ？｣
ｳﾗ｢お疲れっすーあいつじゃなくてそらるさんに用事｣
所々にガーゼを当てている痛々しい姿のそらるだ
浦田は、無駄なことは何も言わずに、ｽｯと紙を手渡した
ｿﾗ｢あ、出てくれるんだ。ありがと。ごめんな｣
ｳﾗ｢いいですよ別に、良い経験になるし…
申告資料と生徒資料、あと録画映像貰えます？｣
空いた手をそらるに向けながらそう催促する
そらるはその様子を見て、隅によっていたダンボールを
覗き込んで中を漁り始めた
ﾏﾌ｢⋯ねえねえ浦田くん、志麻くん
同じ部屋のAちゃんて、どんな子？｣
そらるの背中を眺めていると、一緒に帰ってきたまふまふが
不意に小声でそう尋ねてきた
2人は不思議そうに顔を見合わせ、"うーん"と唸る
ｼﾏ｢⋯なんつーか、勉強ばかが1番？｣
ｳﾗ｢だな。恋愛より勉強、飯より勉強、睡眠より勉強…
でも、かと言って順位とか気にしてる様子もねぇし、
将来何になりたいとかも曖昧らしいぜ｣
ｼﾏ｢あと中々に辛辣なとこもあったりな
まぁ、そこは愛嬌ってことで許せる範囲だし⋯｣
ﾏﾌ｢ふぅん……｣
2人の返答に相槌で返すと
2人は"？"を頭に浮かべてまふまふをじっと見つめた
ｿﾗ｢あ、あったあった。はい、浦田くん
こっちの紙がろんさんの生徒資料、こっちはもう1人の
で、このUSBに録画映像が入ってる
間違っても他の生徒に流出、ましてや本人にはみられる
なんて事は絶対にないようにね？｣
ｳﾗ｢そんな経ましねぇよ。あれ、まーしぃはいいんすか？｣
ｿﾗ｢うん、浦田くんの次枠っていう口実でね
口外は絶対にしないこと。よろしくね
あと映像の方はAちゃんと見て
あの子にこれ(USB)渡してないから⋯｣
黒いクリアファイルとUSBを受け取り、中の紙を覗く
2枚は表で、1枚は文字で敷き詰められたものの様だ
ｿﾗ｢見やすいように纏め直しても良し、そのままでも良し
罪断会議当日に新しいのは配られないからね｣
受け取ったそれは余りにも軽く
心にのしかかった重りなんかより遥かにちっぽけだった
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めい*cerw* - 更新待ってますね！ (2019年3月30日 2時) (
レス) id: 6f4d80c867 (このIDを非表示/違反報告)
夏目(プロフ) - 更新停止してますよ！このお話好きなので良かったら更新して下さい！ (2018年9月1日 22時) (レス) id: 6f15b8d456 (このIDを非表示/違反報告)
rin.rain.(プロフ) - 面白いですね！これからも頑張ってください！そらるさんもっと出してry (2018年3月20日 21時) (レス) id: 15ed3460f9 (このIDを非表示/違反報告)
れもんねこ(プロフ) - わーい！ろんさんありがとうございます！まだ出てきてくれるのでしょうか（ドキドキ 更新頑張ってください〜！ (2018年3月4日 18時) (レス) id: 032d1e69c8 (このIDを非表示/違反報告)
Dr.K(プロフ) - れもんねこさん» ろんさん了解です！コメント、リクエストありがとございます！！ (2018年3月1日 20時) (レス) id: a5d990b401 (このIDを非表示/違反報告)
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