参考書29冊目 ページ32
手渡された花のリングを
そらるは暫く見詰めていた
ｱｲｶﾜ(?)｢そらるさん？それ、どうしたんですか？｣
ｿﾗ｢⋯Aが、俺に作ってくれたんだってさ｣
坂田に反対の手を取られ、消毒を当てられる
その様子と花とを交互に見つめ、ふぅ…と息を零す
相川、基まふまふはそらるのその様子を
不機嫌そうに見ながらﾎﾞｿｯと呟いた
ﾏﾌ｢⋯なんであの子の為に、そらるさんとかluzくんが
そんな怪我しなくちゃいけないんですか……｣
悔しそうな、憎そうな…怒りを含めたその瞳は
そらるの白い肌に映えた血を写している
そんな目をみたそらるは、申し訳なさそうに口を開いた
ｿﾗ｢まふまふ、俺さ…まだ話してないことが沢山あるんだ
でも、罪断会議を終えるまで待って欲しい
Aに負担かけたくないんだ…｣
ﾏﾌ｢⋯｣
ｿﾗ｢こんなことなったし、自分勝手なのはよく分かってる
でも、それを踏まえて…お願い｣
淀んだ感情を宿すまふまふの目を
綺麗に澄んだ目で見詰め返す
ﾏﾌ｢⋯⋯そらるさんが、それでもつなら…
でも、無理するようなら僕は何をしてでも止めますよ｣
ｿﾗ｢うん、ありがとな｣
まふまふの白い髪に手を乗せ、優しく撫でる
その様子を見ていた坂田はﾆﾔﾆﾔと笑いながら
救急セットを片した
ｻｶ｢そらるさんは取り敢えず腹の打撲傷になっとる
ところだけ気にしとってくださいね
もし痛むこととかあったらすぐ連絡すること！！｣
ｿﾗ｢ん、わかった。悪かったな、休みの日だったのに⋯｣
ｻｶ｢いやいや！大丈夫ですよ！どーせ皆部屋篭もったりで
勉強勉強だったろーし、な！うらさん！｣
ぱぁっと花が散るような笑顔を向け相方の名前を呼ぶが、
返事は返ってこなかった。否、その姿すらなかった
ｻｶ｢あれ、うらさん⋯？｣
ﾏﾌ｢え？浦田くん？どこ行ったんだろ……｣
そらるの手を引いて立たせながら2人は辺りを見渡した
そんな2人に不思議そうな顔をしてみせるそらる
"イテテ…"と声を漏らしながらさも当たり前のように…
ｿﾗ｢うらたくんならA追い掛けてったよ？｣
ｻｶ｢⋯はぁぁあああ？！酷くね？！！｣
あははーと笑うそらると、ﾌﾞﾂﾌﾞﾂと拗ねる坂田
2人の会話の中にAの名前が出てきたのが
気に入らなかったのか
はたまた何か、先の事を考えていたのか……
まふまふの眉間に寄った皺の意味は
恐らくまふまふ自身もあまり理解していないだろう
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めい*cerw* - 更新待ってますね！ (2019年3月30日 2時) (
レス) id: 6f4d80c867 (このIDを非表示/違反報告)
夏目(プロフ) - 更新停止してますよ！このお話好きなので良かったら更新して下さい！ (2018年9月1日 22時) (レス) id: 6f15b8d456 (このIDを非表示/違反報告)
rin.rain.(プロフ) - 面白いですね！これからも頑張ってください！そらるさんもっと出してry (2018年3月20日 21時) (レス) id: 15ed3460f9 (このIDを非表示/違反報告)
れもんねこ(プロフ) - わーい！ろんさんありがとうございます！まだ出てきてくれるのでしょうか（ドキドキ 更新頑張ってください〜！ (2018年3月4日 18時) (レス) id: 032d1e69c8 (このIDを非表示/違反報告)
Dr.K(プロフ) - れもんねこさん» ろんさん了解です！コメント、リクエストありがとございます！！ (2018年3月1日 20時) (レス) id: a5d990b401 (このIDを非表示/違反報告)
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