彼は只者じゃない壱 [ハイキュー][文スト]

吃驚 ページ43

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「…………て…………きて………」









…………誰かに起こされてる？と言うか誰かが上に乗ってる？









ぼっくん？それとも赤葦君？………でもそれにしては声が高いし男にしては軽い。そもそもぼっくんは乗るかもしれないけど赤葦君が僕の上に乗るなんて事は無い。









じゃあ誰だ？









「………きて。起きて。何時もだったら起きてる時間。」









『え、もうそんなじか…………！？』









僕の上に乗ってる人を認識したは良いが、予想外の人が居て思わず身体が硬直する。









『き、鏡花ちゃん……！？』









「おはよう。久しぶり。」









『ひ、久しぶり……じゃなくて！なんで此処に居る！？』









「早く着いて暇だったから起こしに来た。」









『そ、そうか。それは有難う。それはそうと退いてくれないかな？他の人に見られると面倒臭いし。』









「分かった。」









ぼっくん達は鏡花ちゃんを知らないからこの状況を見たら絶対騒ぎ出す。それだけは避けたい。









「ん一！！目覚めた！！今日もバレー沢山すっぞ一！！」









『え。』









これって……所謂フラグ回収と言うやつ？てか何時もそんな事言いながら目覚めんの？？









「お！Aおは………その子誰！？」









嗚呼……1番見られたら面倒臭い人に見られたよ……。









「おいお前ら起きろ！Aがロリコ……」









『沈まれ。』









これ以上面倒臭い事にならない様にする為にぼっくんに腹パンをして意識を失わせた。許せ。

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