彼は只者じゃない壱 [ハイキュー][文スト]

書類 ページ40

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「お、帰って来た！おかえり一！」









『ただいま、ぼっくん。』









部屋に戻ると各それぞれ自分のやりたい事をやっていた。









「帰ってくんの遅かったな一。」









『太宰さんと話してた。』









隠す事でも無いし言っても大丈夫か。









「ふ一ん。あの人最初やべ一人だと思ってたけど普通に良い人だよな！」









「分かる〜。」









『……本気で言ってる？』









皆は太宰さんの事を詳しく知らないからそんな事言えるんだよ。女たらしだし仕事サボるし昔人殺してたし……ヤバい人だよ？？









『はぁ……時間結構あるな。』









未だ時計の針は9時を指している。寝るには早い。









『………書類整理しよ。』









寝る迄に暇な時間があったらこっそりと書類整理をしようと思って未だ出来ていない書類を持ってきたのだ。もう隠す必要は無いし、持ってきて正解だったな。









「うお、Aパソコン持ってきてたのかよ！」









「何しようとしてるんですか？」









『ん一？書類整理だよ。』









ブルーライトカットメガネを掛けてパソコンを開く。









書類を確認しながらカタカタと文字を打っていく。最初はキ一ボ一ドを見ながら打ってたけど今はもう慣れて見なくても打てる。









『………ぼっくん、肩重い。顎乗せないで。』









「え一？だって気になるじゃん。」









「俺達も見ていいか？」









殺人事件の書類じゃないし、見られちゃ駄目なやつじゃないからまぁ……良いか。









『良いよ。ただぼっくんを退かして。』









「あいよ。」









猿杙君がぼっくんを退かしてくれた。パソコン打ってると肩こるからできるだけ肩に負担かけたくない。……なんか今の発言おっさんっぽくて嫌だな。









それから暫くパソコンを打つ音が部屋に響いた。









誰かに見られながら仕事をする事が中々無いから少しむず痒い。

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