彼は只者じゃない壱 [ハイキュー][文スト]

予想外 ページ31

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沈黙が空気を支配する。









………え？なんで誰も何も言わないの？この際「へ一。」とか「ふ一ん。」で良いからなにか反応して。逆に恥ずかしくなってくる。









「あ一……伊世崎。」









『何？澤村君。』









やっと反応してくれたよ有難う澤村君君は命の恩人だ(？)。









「その一……武装探偵社ってなんだ？」









……………ん？









『え、武装探偵社知らないの？』









「あぁ。スガ、お前知ってるか？」









「いや、知らないべ。及川達は？」









「俺達も知らないよ。ね？岩ちゃん。」









「あぁ。初めて聞いた。」









………マジすか。僕の勇気は一体……。









「はぁ！？お前ら武装探偵社知らね一の！？」









ハテナを浮かべてる宮城組とは反対に、東京組は探偵社を知らない事に驚いている。









「そうだが……そんなに凄いのか？」









「すげ一なんてもんじゃね一よ！武装探偵社はな、軍や警察では対応出来ない危険な依頼をそつなくこなす、すんげー組織なんだぜ！」









「木兎さんよくそつなくなんて言葉知ってましたね。」









「あか一し感心するとこそこ！？」









ギャ一ギャ一と言い合いするのは良いけどさ、さっきまでのシリアスな空気何処行ったよ。









「軍や警察では対応出来ない危険な依頼をやるってのは分かったんだが……どうして探偵社がそんな事出来るんだ？」









うぬ……澤村君良いところ突くなぁ。









「そりゃあ探偵社は異能力者が沢山いる組織だからな！！」









まるで自分の事のように興奮気味に言うぼっくん。君、探偵社のファンかなんかなの？？？









「異能力者……！？」









「なんスかそれ！かっけ一！！」









異能力者という言葉に過剰に反応した宮城の単細胞組(日向君や田中君やらetc)。









あれ、これ僕が説明しなくても大丈夫なんじゃ？

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