まさかの展開 ページ19
研磨に手をひかれ、みんなのところへ戻る。
リエーフ君は、クロから注意を受けていた。
クロから放たれる黒いオーラは消える気配がない……。
「………リエーフ君、私が叫んだりしたから…」
私はクロを止めにいこうと、研磨の手を離す。
「………どこ行くの…?」
「え?クロを止めに。15分も正座だよ……。しかも私が叫んだのが悪いのに、リエーフ君がかわいそうでしょ?」
「………Aは何も悪くないよ。叫ばせたリエーフが悪い」
「そうだな。叫ばせたあいつが悪い」
「?!夜久さんまでそんなこと言うんですか!」
「とりあえず、Aが謝りに行かなくてもいいってこと。俺が止めてくるわ」
そう言って夜久さんがクロを止め、
なんとかその場は収まった。
そして始まった1日練習。
私は今、ドリンクを作りに水飲み場にいる。
研磨も手伝うといって、一緒にドリンクを作っているところ。
「………リエーフに気をつけてね…」
研磨が少し小さな声で私に言った。
「リエーフ君に?なんで?」
そう言おうとした瞬間、
「Aさーーーん!俺のこと慰めてください〜!!」
そう言ってリエーフ君が私に抱きついてきた。
「ひゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!な、何?!今ドリンク作ってるんだけど離して〜!!」
離れようとするが、
リエーフ君は身長が高く私の力では叶わない。
「……ちょっと、リエーフ。A嫌がってるから離して」
研磨は不機嫌そうにリエーフ君に言った。
でもリエーフ君は聞く耳を持たない。
「え〜?なんでですか?何か俺がAさんに抱きついたら、まずいことでもあるんですか?」
「…………。とにかく、離れて」
そして研磨は無理に私をリエーフ君から離した。
「助かった……。研磨、ありがとう」
けれど、研磨から返事はない。
「……研磨??どしたの……?」
研磨を見ると、リエーフ君をじっと 見たまま動こうとしない。
リエーフ君も、研磨を見たまま動こうとしない。
するとリエーフ君が口を開いた。
「たとえ先輩でも、Aさんに関しては俺は負ける気ないですよ」
そう言ってリエーフ君は研磨を見る。
「ち、ちょっと!私に関すること?!」
私にはなんのことだか理解できない。
「はぁ〜。本当にAさんって鈍感なんですね。ここまで言ってまだ分からないんですか。」
そしてリエーフ君が私に言った。
「Aさんのことが好きなんですよ、俺」
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もざいく°° - 研磨まじ天使かわいすぎるようへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ (2015年7月23日 19時) (レス) id: 184990a4ad (このIDを非表示/違反報告)
猫猫 - リエーフ君がリエー君になってますよ! (2014年8月19日 9時) (レス) id: 14dad1c9cc (このIDを非表示/違反報告)
12歳 - リエーフみたいな人 嫌いじゃないですww (2014年8月18日 15時) (レス) id: cab097548d (このIDを非表示/違反報告)
実(プロフ) - まさかライバルは、リエーフとはな(笑)面白いですね!!!!! (2014年7月24日 19時) (レス) id: 46e8efd30e (このIDを非表示/違反報告)
猫耳(*´∀`*) - 寝る前に読んだらニヤニヤして寝れなくなったwwww (2014年7月19日 23時) (レス) id: ebbb2af475 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うさぎ。 | 作成日時:2014年7月12日 23時