おれが看病してあげる 【孤爪研磨】

風邪気味 ページ1

「うぅ〜………頭痛い〜…」

朝から喉が痛むなと思いながらも、学校へ行った。だがお昼休みの途中でとてつもない頭痛にみまわれたので保健室に駆け込んだ。
体温を測り、みてみると…。

「……37.8℃……うそ……」

最悪なことに保健室の先生は昼過ぎから出張に行くらしく、

「ごめんね！！とりあえず寝て身体休めてて！ここに薬置いとくから飲んでね！職員室の先生には様子見てもらうように言っとくから！」

ほんとにごめんね〜！と言いながら、
先生はあわてて出て行った。

今は保健室に私だけがいる状況である。

「とりあえず寝よう………」

私は先生からもらった薬を飲んで、布団に入る。クラスの子には5限目は休むって言ってあるし、今は身体を休めることを優先させる。
お昼時の、1番暖かい時間。
木々が沢山並んでおり、風に吹かれて木々同士が触れ合う音がとても心地がいい。
自然の音を感じながら、私は目を閉じた。

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