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兵太夫side ページ13

『誰ですか?』



後ろに回った僕に尋ねるA。



寝不足なのは察してたけど、まさかここまでとは。
普通いきなり部屋に入れられたらもっと警戒するでしょ。




…それに、あまりに無防備すぎる。




今にも閉じそうな瞼を少し開けながら僕を見るAを
抱き締めたい衝動に駆られる…が、押さえていつものように会話を続ける。




「…僕だけど」



『なんだ笹山かぁ。びっくりした。どうしたの?』



私に何か用事?と僕を見た。



「え??」



『え?』



「…相当重症だね。Aが僕に用事があったんでしょ?」



そう言うと、あっ!と僕を見るA。



…そんなことある?



今起こったことに目を疑っている僕に対してAは、向かい合うように正座をした。



『笹山、お化粧教えてください』



「え、僕?」



『うん。笹山に教えてもらいたいの』



Aが僕に会いに来た。



その事実だけで頬が緩みそうになった。



ましてや僕がAに化粧をする?



こんなことはなかなか巡ってこない。







僕の喜びがばれないように、
まあいいけど、と気の乗らないような返事をした。





兵太夫side終わり

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菜々香 - ほのかさん» コメントありがとうございますー!これからも頑張ります! (2022年10月2日 18時) (レス) id: 83caede52f (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - このお話すごく面白くて大好きです💕これからも投稿頑張って下さい!! (2022年9月30日 19時) (レス) @page33 id: 3929e44e96 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:菜々香 | 作成日時:2022年8月10日 11時

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