ベランダとタバコ（紫） (ページ7)

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そのまま深澤さんも好きなものをカゴに入れてレジに向かった。

『あ、ごめ、ちょっと外で待っててもらってもいい？

タバコさっきのでいいんだよね？』

「大丈夫ですけど…」

なんで外？？と思いながら大人しく言われた通りに外に出る事にした。

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3分程でおまたせ、と店の外に出てきた。

『あぶねえマスク忘れてたわ…まあ男だったし大丈夫か』

1人でボソボソつぶやく深澤さん

「ん？どうかしました？」

『いや、何でもない！

てか、この後時間あったりする？忙しいか』

「いや、ビール飲む気満々なので、笑」

『お！それならさ、またベランダ集合しない？

1缶だけでいいから一緒に乾杯しよ？』

「それは大丈夫ですけど、深澤さん明日お仕事は大丈夫なんですか？」

『俺？俺のことは全然気にしなくていいのよ

どうせ明日は夕方しか出ないからね』

「夕方からお仕事ってキツくないですか！？」

『まあでも毎回じゃないからね、朝から仕事ある時はあるし、明日は例外って感じかな？』

「深澤さんのお仕事って不規則なんですね…大変そう」

『最近やっと忙しくなってきたけどもうこの生活にも慣れたもんよ？』

「ますます気になります、なんの仕事か」

『Aちゃんのことも教えてくれたらいつか教えよっかなあ～、まあ先に当てられちゃうかもだけど？』

「教えることなんてないですよ私、笑」

『えー！沢山あんじゃん！いくつなのかも俺知らないし…まあ予想は23だけど』

「え、正解です、こわい」

『え！マジで！？

うわ、鳥肌立ったわ、みてみ』

そう言いながらスウェットを捲り腕を見せてくる深澤さん

「それより、手白…」

『っしょ？俺自分で言うのもアレだけど、手はマジで綺麗なのよ』

「羨ましい…」

そんな話をしているとあっという間にマンションに着いた。

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