★ 湿ったマフラー ページ4
rd「っ.....」
そりゃぁそうだ。
大切な人が亡くなって平然と出来る方がおかしい。彼につられて自分まで泣かないように何時も身に付けている赤い、市松模様のマフラーに顔をうずめる。
あ、そう言えばこのマフラー､きょーさんが俺の誕生日に初めてくれた物だっけ
少しの事で感傷に浸ろうとしてしまい、直ぐ様マフラーから顔を上げる。
rd「ねぇ、ショッピ君」
自分をショッピ君を奮い立たせる為、少しハッキリと大きめに彼に呼び掛ける。
shp「っは、はい！」
急に呼んだせいかﾋﾞｸｯと肩を震わせ、下げてた頭を上げ、彼もハッキリと返事をする。
rd「確かにここに起こった出来事は悲しいよね。俺も大切な人を失った。忘れたくても忘れられないし、無かった事にも出来ない。」
rd「だからね、俺はこんな悲劇をもう２度繰り返したくない！」
shp「っ……」
rd「ショッピ君がまだ目を覚まして無かった時、残った俺らで話し合った結果
もう一度国を造る事にしたんだ。」
rd「そしてもう戦争はせずに‘平和’に暮らして‘幸せ’になろ？」
絶望が混ざってしまった薄紫色の瞳を真っ直ぐ見つめながら今の俺の考えをショッピ君に訴えかける。
shp「っ！……俺ももうあんな出来事は味わいたくないです。やから、俺もらっだぁさんに協力します！」
rd「本当に！？ ありがとう！ 」
もし、否定されたらどうしようかと心の中で思っていたのでホッと息を吐いた。
rd「で、他の幹部の安否確認しとく？」
shp「っ……お願いします」
と少し暗い話に戻ってしまうが一応知っていた方が良いだろうと思い、その話を持ちかけるとショッピ君は少し考える素振りを見せた後、決心したように返答されたので、話を続ける。
rd「……まず、生き残ってて動ける状態の人は鬱先生、シャオロンさんにゾムさん。うちは緑色とレウさん。そして危険な状態の人はロボロさんだね」
shp「ぇ……？ それってロボロさんと俺ら合わせて８人だけなんですか」
予想よりも人数が大分少なかったのだろうかショッピ君は驚き、泣きそうな声でそう聞かれたので俺も認めたくはなかったが黙って頷く。
shp「先輩以外にもグルッペンさんにトントンさん、オスマンさん、ひとらんらんさんにエミさん、チーノさんにぺ神さん、兄さんまで……皆居なくなったんスね……」
そう言われると我々国の幹部も大半が命を落としちゃってるんだ……
rd(俺ら運営国の幹部も半分が命を落としている……)
コンちゃんに近海さん、そして＿
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昆布 - ...辛すぎるんですけど？え？ゑ？続きが気になっちゃうんですけど???←何様だよこいつ (2020年8月27日 22時) (
レス) id: a952c8e4b7 (このIDを非表示/違反報告)
声 - ゆっくりでもいいので続きが読みたいです (2020年6月27日 15時) (レス) id: a41e602f1b (このIDを非表示/違反報告)
うーな - 続き早く読みたいです (2020年4月3日 20時) (レス) id: 9718b64f99 (このIDを非表示/違反報告)
千夜１９世(プロフ) - たうさん» もしかして：涙腺弱い？(否、もしかしたらたうさんは花粉症で鼻をかみながらこの作品を読んでいただいて下さっただけかもしれないっ(迫真))クソレス失礼しました、 (2019年12月8日 21時) (レス) id: e6e307d469 (このIDを非表示/違反報告)
たう - 正直に白状します。この作品読んでティッシュ箱の4分の1消えました。(ガチ) (2019年12月8日 20時) (レス) id: ada02683d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千夜１９世 | 作成日時：2019年11月16日 14時
