↓＿晴れ､時々曇り空 ページ48
kn《＿で、グルッペンに聞いても分からへんって｡オスマンなら分かると思うとも言ってたんや｡マンちゃん､知っとるか?》
os「あー、知ってるんやけど……」
kn《プロかぁ!? 良かったわ〜》
インカム越しに喜んでいる水色の彼｡
確信までにはいってないので「多分」と
言う単語を付け加え､また言葉を続ける。
os「でも､言葉でも説明しずらいし､何より入りずらいんや｡やから大人数では行けへん｡最小限の人数で奇襲かけるで」
kn《ん、了解や｡マンちゃん後どの位で城着くんや？》
os「完全制圧、早めの方がええ？」
kn《おん､まぁ出来たらでええで》
os「……分かった｡今すぐ向かうわ」
kn《そうしてくれると助かるわ〜｡
でも､マンちゃんよう知っとったなぁ、何処で知ったんや？》
os「あー! 私そろそろ行かんとあかんわ
じゃあ切るで!!」
我ながらにわざとらしく話題を反らしながら接続を絶とうとインカムに手を伸ばし､水色の彼の返事も待たずに切断した。
zm「……マンちゃん、どうしたん？」
とゾムは若葉の様な黄緑色の目を不安そうに揺らしながら私の目を覗きこみ聞いた｡
os「ゾム､私なもう一度あの城に戻らなあかん事になってな､＿『っじゃあ､俺も行く!!』＿」
ゾムは私が言いたい事を何となく察したのか､私の言葉に被せてそう言い放つ。
os「……残念やけど、それは出来へん。」
zm「......どうしてなん?」
os「ゾムはこれ以上悪化させない為にも体の手当てが優先や」
os「大丈夫や｡ここまで来たら手配しといた馬車が有るはずやし､本拠地に居るのは私の仲間だけや｡絶対ゾムは傷付けられへんよ」
zm「…...分かった大丈夫、やねんな？」
と私が言った事を確認する様にもう一度繰り返し､訪ねる。
os「おん、出来るだけ速く戻ってくる様にもするで。」
不安感が少しでも薄れるように優しく声を掛けた｡するとゾムは決心した様に強く頷く｡その姿を見て薄く微笑み、丁度良く近くにあった馬車の従者に一声かける｡
mb「!?、……行き先はどちらまで？」
os「我々だ国､本拠地前でお願いします｡出来るだけ速めに!!」
mb「了解致しました。お乗り下さい。」
戦争中に声を掛けられて驚いたのだろう｡
最初は動揺していたが､スムーズに対応してもらい､馬車の扉が開いた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 97人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミント - 千夜１９世さん» ホントにいい曲ですよね。周りに知っている人がいなくて辛い (2020年1月13日 22時) (
レス) id: fe9dfa282a (このIDを非表示/違反報告)
千夜１９世(プロフ) - ミントさん» あw、実は曲パロ少し混ぜていた事バレましたかww○ノ娘っていい曲ですよね (2020年1月13日 12時) (レス) id: e6e307d469 (このIDを非表示/違反報告)
ミント - あの、もしかして悪○娘って知ってます？知らなかったらごめんなさい (2020年1月12日 22時) (レス) id: fe9dfa282a (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花 - ついにzmさん出てきたっ!待ってました( ﾟ∀ﾟ) (2019年10月21日 7時) (レス) id: d538ff0020 (このIDを非表示/違反報告)
千夜１９世(プロフ) - 紫陽花さん» そう言って下さると嬉しい限りです!!!個人的な予定ではこの作品は結構長く続いて行きますので宜しくお願いします!! (2019年10月5日 20時) (レス) id: e6e307d469 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：千夜１９世 | 作成日時：2019年8月10日 16時
