↓ ＿鎖を解いて ページ45
『待ってたで、オスマン』
そう言って黄緑の彼は笑った。
だが､よく見るとゾムの体は鎖で固定され
自由が効かない状態なのだ。
そしてもう１つ、
os「...っ、よく見たら傷だらけやん」
先程のゾムの笑顔は無理矢理､強がって笑ったと考えられる程彼の体の傷は酷いものだった
見える範囲だけでざっと見でも数十箇所は怪我をしている｡巻かれている包帯は血が滲んでいたり必要な手当てもされて無い所は化膿していたり……と見ているだけで心が痛んでしまう。
os「……ゾム､待たせてゴメン、手当ては後や今すぐにここから出るで」
と気持ちを切り替え真っ直ぐ黄緑の瞳を見ながらそう言った。
zm「!!、おん､こんな国今日でおさらばや!!!」
......見ているだけでつらそうなのに､
目の前の彼はそう言って面白そうに笑う｡
なので私も笑い返し､ゾムに絡まっている鎖に目を移した。
案外絡まっている鎖をカチャカチャと音を立てながらほどいていき､次の私の視線はゾムの手首へと移る。
os「……ぁ、この手錠壊すで〜」
と言いながら､黄緑の彼の手首にかけられている手錠を指差す｡
壊す以外の方法は素直に手錠の鍵をその鍵穴に射し込み、脱出も有りだが､まぁ､当たり前にその鍵は持っておらず況してやピッキングの技術も無い｡
なので壊すしか無いだろう
そう考えているとゾムは慌ててこう言う
zm「そ､それは駄目や!この手錠はな､
‘発信器’が中に入ってるらしいねん。
やから壊したら多分奴等に通知いくわ」
os「え!? じゃあ､どうすれば......」
まさかここまでしてあったのか、と予想外の対策に困惑してしまった。頭に浮かんだもう１つの打開策は＿＿
＿手錠の鍵を一から探す
os(否、それは出来ない。)
安全性を考えればそっちの方がいいかもしれない｡けれど､‘仲間の’安全性を考えるとそこまで時間を費やす事はしたくなかった。
zm「......マンちゃn＿」
os「ゾム! やっぱり手錠壊すわ、
大丈夫や2人で逃げ切ろうな」
zm「っ、ﾝﾌﾌﾌww分かってるで､
今度こそ２人で行こうな」
と２度目の約束を交わし､ゾムが言い終わったのを合図に手錠の僅かに開いていた隙間にダガーの刃先をねじ込み､一気に力を込め､壊す。
それを両手分やり終わるか否かの時に異変は起こった＿＿＿
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ミント - 千夜１９世さん» ホントにいい曲ですよね。周りに知っている人がいなくて辛い (2020年1月13日 22時) (
レス) id: fe9dfa282a (このIDを非表示/違反報告)
千夜１９世(プロフ) - ミントさん» あw、実は曲パロ少し混ぜていた事バレましたかww○ノ娘っていい曲ですよね (2020年1月13日 12時) (レス) id: e6e307d469 (このIDを非表示/違反報告)
ミント - あの、もしかして悪○娘って知ってます？知らなかったらごめんなさい (2020年1月12日 22時) (レス) id: fe9dfa282a (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花 - ついにzmさん出てきたっ!待ってました( ﾟ∀ﾟ) (2019年10月21日 7時) (レス) id: d538ff0020 (このIDを非表示/違反報告)
千夜１９世(プロフ) - 紫陽花さん» そう言って下さると嬉しい限りです!!!個人的な予定ではこの作品は結構長く続いて行きますので宜しくお願いします!! (2019年10月5日 20時) (レス) id: e6e307d469 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千夜１９世 | 作成日時：2019年8月10日 16時
