↓ ＿色褪せた日常 ページ43
＿さっきの感情らは何処へやら。
目の前の王妃は､母親は､冷酷に言葉を言い放つ
zm「っ...はい」
とゾムは少しうつむきながらクルリと体を反転し私に背を向ける感じになった。
そして
zm「じゃあな！オスマン！」
とその時だけ振り返り、輝かんばかりの笑顔で言った。
＿嗚呼､どうしてこうなってしまったのか
...否､
本当はこうなる事は解っていたのかも
知れない
あの日から君と私は仲良くしてはいけなかった。お互いの為にも。
今までも今も私の方が子供だったよね
これはその報いだ
それは分かっている。けれど
出来る事なら＿＿＿
os(私はまだ君と笑っていたい!!!)
また我儘言っているが私はゾムを助けたかった｡自分のせいで黄緑の彼が苦しんでほしくなんてあらへんし。
そして目の前の黄緑の彼の足が動き出す直前＿＿＿
os「＿＿＿＿」
と私は彼に聞こえるか聞こえない位の声で短く耳打ちをする。
その時のゾム顔こそは見えなかったが何となく笑っている気がした。
￣￣￣
次第に遠ざかっていく､大きさの違う２つ分の人影と２人分の足音。
os「嗚呼､これが夢だったらええのに」
現実逃避にと吐いた言葉はこの重苦しい空気に溶けていった。
これが現実とは分かっている。
だが､今まで慕ってた母の豹変やゾムが居なくなってしまう事など受けとめなくてはいけない事が多過ぎて｡＿＿＿
os「まぁ､全て自業自得なんやけどな」
と苦笑いをする。
さぁ､ここからが問題や
もう誰も信用しない方が善いだろう。
＿＿先程まで頬を伝っていた水はもう乾ききっていた
...そして時を少しとばして､数年後。
深緑の皇子様が14歳の誕生日を迎えようとしていた頃､彼の姿は城から忽然と消えた
家臣達が気付き､城の中で大騒ぎになった時にはすでに遅かった＿＿
そしてその事が国全体に知れわたった
皇太子が誰かに『誘拐』されたと。
そのまた数ヶ月が過ぎた頃には国際問題にも取り上げられたらしい｡
だが、それでも彼は見つからなかった。
その頃に少し離れた国の士官学校で
『オスマン』と言う名の生徒が存在していた事はまた別のお話＿＿＿
*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*
お疲れ様でした､
回想編はこれで最後となります。
最後の方はぼぼ説明文と化していますが気にしないで下さい(^^;
それでは文字数の関係でこの辺で終わります。また次回もお楽しみに〜
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ミント - 千夜１９世さん» ホントにいい曲ですよね。周りに知っている人がいなくて辛い (2020年1月13日 22時) (
レス) id: fe9dfa282a (このIDを非表示/違反報告)
千夜１９世(プロフ) - ミントさん» あw、実は曲パロ少し混ぜていた事バレましたかww○ノ娘っていい曲ですよね (2020年1月13日 12時) (レス) id: e6e307d469 (このIDを非表示/違反報告)
ミント - あの、もしかして悪○娘って知ってます？知らなかったらごめんなさい (2020年1月12日 22時) (レス) id: fe9dfa282a (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花 - ついにzmさん出てきたっ!待ってました( ﾟ∀ﾟ) (2019年10月21日 7時) (レス) id: d538ff0020 (このIDを非表示/違反報告)
千夜１９世(プロフ) - 紫陽花さん» そう言って下さると嬉しい限りです!!!個人的な予定ではこの作品は結構長く続いて行きますので宜しくお願いします!! (2019年10月5日 20時) (レス) id: e6e307d469 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千夜１９世 | 作成日時：2019年8月10日 16時
